「そろそろミルクやお母さんの母乳以外も飲ませてみたいけれど、お茶やジュースはいつから大丈夫?」
普段からご家庭でお茶を飲む機会が多いと、赤ちゃんへのカフェインの影響が心配になりますよね。この記事では、厚生労働省などの公的な情報をもとに、赤ちゃんにカフェインを避けたほうがよい理由と、離乳期の水分補給として安心して与えられる初めての飲み物をわかりやすく紹介します。
赤ちゃんにカフェインが良くない理由とは?体に与える影響
カフェインは、コーヒー豆や茶葉、カカオなどに含まれている成分です。大人にとっては気分転換や眠気さましになる成分ですが、からだがまだ小さな赤ちゃんには負担になってしまいます。
カフェインが持っている主な働き
カフェインには、主に次のような特徴があります。
- からだを刺激する働き:神経を刺激して目が冴えたり、気持ちが興奮しやすくなったりします。
- おしっこが出やすくなる働き:体内の水分を外へ出そうとする働き(利尿作用)があります。
小さな赤ちゃんのからだへの影響
大人の場合は問題ない量であっても、赤ちゃんは大人と違ってからだの働きが未発達です。具体的には次のような影響が考えられます。
- 成分を分解する力が未熟:摂り入れたものをからだの中で分解して外に出す機能が整っていないため、カフェインの影響が長く残りやすくなります。
- 夜泣きや不機嫌の原因に:刺激によって眠りが浅くなったり、興奮して落ち着かなくなったりすることがあります。
- 水分が失われやすい:おしっこが出やすくなることで、小さなからだの水分が減り、喉が乾きやすくなる恐れがあります。
子どものカフェイン摂取に関する公的な基準
赤ちゃんやお子さんがカフェインを摂る際、どのような目安があるのかを見ていきましょう。
日本の基準について
厚生労働省の公表資料によると、現在日本では、子どもに対するカフェインの明確な摂取制限の基準値は決められていません。これは、普段食べるものや飲むものからの摂りつき具合に個人差が大きいためです。
海外での目安や考え方
一方で海外では、子どもへの影響を考慮して目安を設けている国もあります。たとえばカナダ保健省では、4歳〜6歳の子どもで「1日あたり45mgまで」といった具体的な目安を提示しています。
明確な数値の決まりがない日本であっても、からだが未熟な乳幼児期の間は、カフェインが入っていない飲み物を選ぶのが一番安心で確実な選択です。
安心できる水分補給の考え方
赤ちゃんの時期は、無理に大人と同じお茶を飲ませる必要はありません。ミルクや母乳以外の水分補給を始めるときは、カフェインが含まれていないやさしい飲み物からゆっくり慣らしていきましょう。
赤ちゃんのお茶はいつから?飲み始める時期の目安
ミルク以外の水分補給を始める時期は、離乳食が始まる生後5ヶ月〜6ヶ月ごろが一般的です。
この時期は、スプーンで一口ずつ飲む練習をしたり、離乳食のあとの口すすぎや、汗をかいたあとの水分補給として取り入れていきます。最初は味に驚くこともあるため、焦らず1さじ程度の少量から試していきましょう。
赤ちゃんの水分補給におすすめの飲み物3選
離乳期の赤ちゃんに安心して与えられる、カフェインを含まない飲み物を3つ紹介します。
- 白湯(さゆ):一度しっかり沸騰させたお湯を、人肌程度の温度まで冷ましたものです。刺激が少なく余計な成分も含まれていないため、一番最初の飲み物として最適です。
- 麦茶(むぎちゃ):大麦を原料として作られているため、カフェインがまったく含まれていません。日常的な水分補給にぴったりです。市販の大人用を与える場合は、苦味や濃さを和らげるために、まずは5倍〜6倍程度のお湯や水で薄めてあげましょう。
- 赤ちゃん番茶:茶葉をじっくり成長させてから香ばしく煎じた番茶のなかで、カフェインを抑えた加工がされているお茶です。風味がやさしく飲みやすいため、麦茶の味が少し苦手な赤ちゃんにも向いています。
身近な飲み物のカフェイン比較と注意点
ご家庭でよく飲まれている飲み物に、どのくらいカフェインが含まれているかを知っておくと安心です。
| 飲み物の種類 | カフェインの有無 | 赤ちゃんへの与えやすさ |
|---|---|---|
| 白湯・水 | なし | 安心(最初に最適) |
| 麦茶 | なし | 安心(薄めて使用) |
| 赤ちゃん番茶 | ほぼなし(控えめ) | 安心 |
| 緑茶・煎茶 | あり | 控えましょう |
| ウーロン茶・紅茶 | あり | 控えましょう |
誤ってカフェイン入りのお茶を飲んでしまったときは?
もし目を離したすきに、大人の緑茶などを一口飲んでしまった場合でも、すぐに慌てる必要はありません。まずは落ち着いて様子を観察し、白湯や母乳・ミルクを飲ませて水分を補いましょう。もし眠れなくなったり、何度も嘔吐したりするなど普段と違う様子が見られる場合は、無理をせず医療機関や専門の相談窓口に確認してください。
安心して選べる赤ちゃん番茶のおすすめ商品
麦茶以外の選択肢として、すっきりとした味わいで人気を集めているのが赤ちゃん番茶です。ご家族みんなで楽しめるおすすめの商品を紹介します。
中川誠盛堂 近江の優しい 赤ちゃん番茶
早春の時期に摘み取った茶葉をしっかり熟成させ、風味を大切にしながら作られた番茶です。渋みや苦味が少なく、お腹にやさしい味わいに仕上がっています。手軽に作れるティーバッグタイプで、お湯出しはもちろん水出しにも対応しているため、毎日の水分補給に重宝します。
太陽さんさん 赤ちゃん番茶 ティーバッグ(マタニティ兼用)
香ばしい香りが特徴のほうじ番茶タイプのお茶です。赤ちゃんはもちろん、カフェインを控えたい妊娠中や授乳中のお母さんも一緒に飲めるため、家族みんなで同じお茶を楽しみたいご家庭にぴったりです。
くわの乃園 ほうじ番茶ティーバッグ(滋賀県産・大容量)
滋賀県産の茶葉を使用したほうじ番茶です。大容量のパックになっているため、毎日の食事やお出かけの際の水分補給として、気兼ねなくたっぷり作り置きしておきたいご家庭に向いています。
まとめ
赤ちゃんの初めての飲み物を選ぶときは、カフェインの有無を必ずチェックし、安心して与えられるものを選びましょう。まずは白湯や薄めた麦茶、赤ちゃん番茶などからスタートするのがおすすめです。パッケージ裏面の成分表示などを確認する習慣をつけ、赤ちゃんのペースに合わせて少しずつ慣れさせていきましょう。