「子どものおやつ、砂糖を控えたいけれど甘いものは喜ぶし…」「できれば素材そのものの甘さを取り入れたい」そんな家庭で選択肢のひとつになるのが、デーツ(なつめやし)です。
デーツは、黒糖や干し柿を思わせる濃厚な甘みが特徴のドライフルーツ。そのまま食べるだけでなく、ヨーグルトに混ぜたり、料理やお菓子の甘みに使ったりできます。この記事では、デーツの栄養や「毎日食べると太る?」という疑問、「なつめ」との違い、子どもに食べさせるときの注意点、選び方までまとめます。
デーツってどんなもの?含まれている栄養をチェック
デーツは、ナツメヤシ(Phoenix dactylifera)の果実を乾燥させたドライフルーツです。農林水産省の資料でも、デーツは「なつめやし」として紹介されています。
乾燥させることで水分が少なくなるため、少量でも甘みをしっかり感じられるのが特徴です。また、食物繊維やミネラルなどを含むため、普段の食生活に取り入れる食品のひとつとして利用できます。
- 食物繊維を含む:デーツには食物繊維が含まれています。ドライフルーツとして、普段の食事に取り入れやすいのが特徴です。
- ミネラルを含む:鉄やカルシウムなどのミネラルも含まれています。ただし、デーツだけで必要な栄養素を補えるわけではないため、普段の食事全体で考えることが大切です。
- 甘みが強い:黒糖や干し柿のような濃厚な甘みがあり、砂糖を使う料理やお菓子の甘みづけに使われることもあります。
デーツは毎日食べると太る?「体に悪い?」の疑問をチェック
デーツは甘みが強いため、「毎日食べると太るのでは?」と気になる方もいるでしょう。デーツには糖質が含まれるので、ドライフルーツだからといって量を気にせず食べてよい食品ではありません。
一方で、「デーツ=血糖値が上がりやすい食品」と単純に決めることもできません。デーツのGI値は品種や熟度、乾燥状態などによって幅があり、研究ではさまざまな数値が報告されています。
そのため、デーツを選ぶときは「低GIだからたくさん食べても大丈夫」と考えるのではなく、甘みのあるドライフルーツとして食べる量を意識するのが基本です。
ポイント
デーツは砂糖を含まない商品でも、果実そのものに糖質があります。「砂糖不使用」という表示だけで糖質が少ないとは限らないため、食べる量を含めて考えましょう。
よく似ている「なつめ」と「デーツ」は別物!違いを比較
デーツを探していると、名前がよく似た「なつめ」というドライフルーツを見かけることがあります。
デーツはナツメヤシ(Phoenix dactylifera)の果実、なつめはZiziphus jujubaという別の植物の果実です。農林水産省の資料でも、それぞれ別の植物として扱われています。
| 比較項目 | デーツ(なつめやし) | なつめ(大棗) |
|---|---|---|
| 植物 | ナツメヤシ (Phoenix dactylifera) |
なつめ (Ziziphus jujuba) |
| 特徴 | 濃厚な甘みが特徴 | デーツとは異なる風味 |
| 使い方 | そのまま食べるほか、ヨーグルトやお菓子、料理などに | そのまま食べるほか、料理やお茶などに |
「デーツを食べたい」という場合は、商品名だけで判断せず、「デーツ」「なつめやし」「Phoenix dactylifera」などの表示を確認しましょう。
「なつめ」と「デーツ」は名前が似ていますが、同じ果物ではありません。目的の商品を間違えないよう、原材料名や商品名を確認して選ぶのがポイントです。
デーツは子どもにいつから?あげるときの注意点
デーツについて、国が一律に「何歳から食べられる」と定めた開始年齢をこの記事では設定しません。子どもに与える場合は、年齢だけでなく、噛む力や飲み込む力、デーツの硬さや大きさ、粘着性などを見て判断することが大切です。
子どもに与えるときは、硬さ・大きさ・粘着性に注意
消費者庁は、子どもの窒息・誤嚥事故について、丸くてつるっとしたもの、粘着性が高くて飲み込みにくいもの、硬くて噛み切りにくいものなどに注意するよう案内しています。
- 硬さを確認する:乾燥状態のデーツは商品によって硬さが異なります。小さな子どもには、そのまま与える前に食べやすい柔らかさか確認しましょう。
- 大きさや形を調整する:子どもの口に入りやすい大きさのまま丸ごと与えるのではなく、発達に合わせて食べやすい形にします。
- 食べている様子を見る:座った状態で、急いで食べたり口いっぱいに詰め込んだりしないよう見守ります。
- ペースト状にして使う方法もある:ヨーグルトやパンケーキなどに混ぜる場合は、柔らかくして細かくすることで料理に取り入れやすくなります。
特に小さな子どもは、噛む力や飲み込む力が十分でないため、食品による窒息・誤嚥に注意が必要です。年齢だけで「大丈夫」と判断せず、実際の食べる様子を見ながら与えましょう。
デーツの選び方|砂糖・油・原材料をチェック
デーツは商品によって、原材料や加工方法が異なります。子どもと一緒に食べるものを選ぶなら、まずは原材料表示を確認して、どのような商品なのかを把握することが大切です。
- 砂糖が添加されているか:デーツ自体に甘みがあるため、砂糖を加えていない商品もあります。甘みづけに使いたい場合は、原材料表示を確認しましょう。
- 植物油脂などが使われているか:商品によって原材料は異なります。油を使っていない商品を選びたい場合は、原材料表示を確認します。
- 有機JAS表示があるか:有機栽培の商品を選びたい場合は、「有機JASマーク」が付いているかを確認しましょう。
- 種の有無を確認する:種抜きタイプなら、そのまま使いやすい一方、商品によっては種が残っている場合もあります。購入時に確認しておくと使い分けやすくなります。
「無添加」「有機JAS」は同じ意味ではありません
有機JASは有機食品の基準に関する表示であり、「有機JASだから無添加」という意味ではありません。逆に、無添加という表示だけで有機栽培の商品とは限りません。気になる条件がある場合は、それぞれの表示を分けて確認しましょう。
無添加デーツおすすめ3選|選ぶ条件から比較
デーツは容量や品種、栽培方法、原材料などによって選び方が変わります。ここでは、今回の記事で紹介する3商品を、どのような条件で選びたいかという視点から紹介します。
毎日のおやつや料理にたっぷり使いたい方に
イラン産デーツを使用した、無添加・無塩・無植物油のデーツです。ご家族みんなで毎日のおやつに取り入れたい方や、お菓子作り・料理にもまとめて活用したい方に向いています。チャック付き袋で保存しやすいのもうれしいポイントです。
有機JASにこだわって選びたい方に
有機JAS認証のデーツです。種抜きタイプなので、そのまま手軽につまめるのもうれしいポイント。有機JASは有機食品に関する基準・認証制度であり、「有機JASだから食品として絶対に安全」という意味ではないため、原材料名や表示もあわせて確認しておくと安心です。
砂糖不使用・無添加デーツ
アメリカ産のマジョール種という品種を使用しております。この品種はキング・オブ・デーツとも言われており、贅沢感あふれる上品な味わいとしっとりなめらかな口当たりが特徴です。
まとめ
デーツは、濃厚な甘みを楽しめるドライフルーツです。砂糖を使っていない商品でもデーツそのものに糖質が含まれるため、食べる量には気をつけながら取り入れましょう。
また、子どもに与える場合は「何歳から」という年齢だけで決めるのではなく、デーツの硬さや大きさ、粘着性、子どもの噛む力や飲み込む力を確認することが大切です。特に小さな子どもには、食べやすい形や柔らかさに調整し、食べている間は様子を見守りましょう。
デーツを選ぶときは、砂糖や植物油脂の有無、種の有無、有機JASなど、家庭で重視したい条件を決めてから商品を比較すると選びやすくなります。
【参考情報】
- 農林水産省「アラブ首長国連邦の農林水産業概況」
- 農林水産省「モモシンクイガの寄主植物一覧」
- 消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!」
- 消費者庁「Vol.656 豆類などをはじめとする食品での窒息や誤嚥に注意!」
- 各種商品ページ