日常の飲み物としてアーモンドミルクを取り入れるご家庭も増えています。大人が飲んでいると、お子さんが「これ飲んでみたい」と興味を持つこともありますよね。
「牛乳の代わりになるの?」「赤ちゃんに飲ませても大丈夫?」と迷う方に向けて、この記事では、子どもにアーモンドミルクを与えるときに知っておきたい時期や栄養面、アレルギー、商品の選び方について解説します。
アーモンドミルクは何歳から?
アーモンドミルクを子どもに与える時期について、「1歳から」「1歳半から」など、すべての子どもに当てはまる一律の開始時期が決められているわけではありません。
ただし、1歳未満の赤ちゃんの主な飲み物として、一般のアーモンドミルクを母乳や育児用ミルクの代わりに使うのは避けましょう。アーモンドミルクなどの植物性飲料は、乳児の成長に必要な栄養を十分に補うことを目的とした飲み物ではありません。
1歳を過ぎてから取り入れる場合も、アーモンドミルクだけで必要な栄養を補おうとせず、食事全体のバランスを考えて使うことが大切です。
また、乳製品を避ける必要があるなど、牛乳の代わりとして使いたい場合は、商品によって栄養成分が大きく異なります。カルシウムなどを補える商品もあるため、栄養表示を確認し、必要に応じて医師や管理栄養士に相談しましょう。
参考:厚生労働省「妊娠中、育児中のご自身の食事や赤ちゃんの食事に関する情報提供」
子どもに与えるときに知っておきたい3つのポイント
アーモンドミルクを子どもの飲み物や料理に取り入れるときは、年齢だけで判断せず、栄養面やアレルギー、商品の表示を確認しましょう。
1歳未満は主な飲み物にしない
1歳未満の赤ちゃんにとって、母乳や育児用ミルクは大切な栄養源です。一般のアーモンドミルクなどの植物性飲料は、乳児に必要な栄養を十分に補うよう作られたものではありません。
そのため、アーモンドミルクを母乳や育児用ミルクの代わりとして与えるのではなく、まずは離乳食や母乳・育児用ミルクによる栄養を優先しましょう。
アーモンドはアレルギー表示の対象
アーモンドは食物アレルギーを起こす可能性がある食品です。日本の食品表示制度では、アーモンドは「特定原材料に準ずるもの」として、表示が推奨されています。
市販のアーモンドミルクを初めて与える場合は、パッケージの原材料名やアレルゲン表示を確認しましょう。すでに食物アレルギーの診断を受けている場合は、自己判断で試さず、医師の指示を優先してください。
牛乳の代わりになるとは限らない
アーモンドミルクは商品によって栄養成分が大きく異なります。牛乳と比べて、たんぱく質やカルシウムが少ない商品もあるため、「アーモンドミルクを飲めば牛乳と同じ栄養がとれる」と考えないことが大切です。
特に牛乳を飲めない子どもの代替飲料として使う場合は、カルシウムやビタミンなどを補える商品かどうかを栄養成分表示で確認しましょう。
初めて与えるときは「少量から」が基本
初めてアーモンドミルクを与える場合は、いきなりたくさん飲ませず、少量から様子をみましょう。
「小さじ1杯」といった一律の開始量が決められているわけではありません。子どもの年齢や食事の進み具合、商品の表示などを考慮し、無理のない量から試すことが大切です。
初めて食べる食品を試す場合は、体調のよい日にし、気になる症状が出たときに医療機関へ相談しやすい時間帯を選ぶと安心です。
発疹、唇や口の中の腫れ、嘔吐、せき、呼吸の異常など、食後に気になる症状が出た場合は、食べるのを中止して医療機関に相談してください。呼吸が苦しいなど強い症状がある場合は、緊急の対応が必要です。
一日の量は「コップ1杯」と決めなくてOK
アーモンドミルクについて、子どもは1日に100〜150mlまでという一律の摂取量が決められているわけではありません。
飲み物として使う場合は、年齢や食事量、ほかの飲み物とのバランスを考えることが大切です。特に小さな子どもは、アーモンドミルクでお腹がいっぱいになって食事量が減らないよう注意しましょう。
アーモンドミルクを牛乳などの代わりに使いたい場合は、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素が不足しないよう、食事全体で補えるかを確認することも大切です。
子ども用に選ぶなら、ここをチェック
市販のアーモンドミルクには、砂糖を加えたものや、香料などを使用したもの、カルシウムなどを強化したものなど、さまざまな商品があります。
子どもに与える場合は、まず原材料名と栄養成分表示を確認することが大切です。
砂糖の使用量を確認する
アーモンドミルクには、砂糖や甘味料を加えた商品もあります。日常的に飲むものとして選ぶなら、無糖タイプかどうかを確認すると選びやすくなります。
原材料がシンプルか確認する
「無添加」という表示だけで判断せず、実際の原材料表示を確認しましょう。アーモンド以外に何が使われているのかを確認すると、家庭の考え方に合った商品を選びやすくなります。
カルシウムなどの栄養成分を確認する
牛乳の代わりとして使いたい場合は、カルシウムやビタミンなどが強化されているかも確認しましょう。
商品によって栄養成分は異なるため、「アーモンドミルクだから栄養が同じ」と考えず、購入する商品の表示を見ることが大切です。
アーモンドミルクを選ぶときにチェックしたい3商品
アーモンドミルクは、容量や原材料、砂糖の有無などによって選び方が変わります。ここでは、原材料や使う場面を確認しながら選びたい商品をご紹介します。
少量ずつ使いやすい。筑波乳業「濃いアーモンドミルク 砂糖不使用」
125mlの飲み切りサイズで、砂糖不使用の商品です。メーカーによると、原材料はアーモンドのみで、食品添加物も使用していません。少量ずつ使いたい場合や、料理に少し加えたい場合にも検討しやすい商品です。
オーガニックタイプを選びたい方に。イソラビオ オーガニック アーモンドミルク 無糖
有機アーモンドを使った無糖タイプのアーモンドミルクです。オーガニックの商品を選びたい場合に候補になります。商品によって原材料や栄養成分が異なるため、購入時は現在のパッケージ表示も確認しましょう。
有機JASの商品を選びたい方に。ブリッジ アーモンドドリンク
有機JAS認証の商品を選びたい場合に候補になるアーモンドドリンクです。オーガニックの商品でも、商品によって原材料や栄養成分は異なります。子どもに与える場合は、購入時のパッケージで原材料・アレルゲン表示と栄養成分表示を確認しましょう。
アーモンドミルクはナッツだから5歳まで飲めない?
「ナッツ類は5歳まで控える」という注意を見て、アーモンドミルクも5歳まで飲めないのでは、と考える方もいるかもしれません。
消費者庁が注意喚起しているのは、主に硬い豆やナッツ類を粒のまま食べることによる窒息や誤嚥のリスクです。アーモンドミルクは液状の飲料なので、粒のナッツを食べる場合とは注意点が異なります。
ただし、液体だから子どもなら誰でも安全という意味ではありません。アーモンドそのものによるアレルギーの可能性はあるため、初めて与える場合は原材料・アレルゲン表示を確認し、子どもの体調をみながら少量から試しましょう。
よくある質問
Q. アーモンドミルクは何歳から飲めますか?
A. 「何歳から」と一律に決められているわけではありません。ただし、1歳未満の赤ちゃんの主な飲み物として、一般のアーモンドミルクを母乳や育児用ミルクの代わりに使うのは避けましょう。1歳以降も、商品の栄養成分や子どもの食事全体を確認して取り入れることが大切です。
Q. アーモンドミルクは牛乳の代わりになりますか?
A. 商品によって栄養成分が異なるため、牛乳と同じように考えることはできません。特にたんぱく質やカルシウムなどは商品によって差があります。牛乳の代替として使う場合は、栄養成分表示を確認し、必要に応じて医師や管理栄養士に相談しましょう。
Q. アーモンドミルクはアレルギー表示の対象ですか?
A. アーモンドは、現在の日本の食品表示制度で「特定原材料に準ずるもの」として表示が推奨されています。市販品を購入するときは、現在のパッケージに記載された原材料名やアレルゲン表示を確認しましょう。
Q. アーモンドミルクは小さじ1杯から始めればいいですか?
A. 小さじ1杯という一律の開始量が決められているわけではありません。初めて与える食品は少量から様子をみて、子どもの体調や食事の進み具合に合わせて調整しましょう。アレルギーが疑われる場合や、食物アレルギーの診断を受けている場合は、医師の指示を優先してください。
まとめ
アーモンドミルクは、子どもの年齢だけで「何歳から」と決めるのではなく、栄養面やアレルギー、商品の表示を確認しながら取り入れることが大切です。
1歳未満の赤ちゃんの主な飲み物として、一般のアーモンドミルクを母乳や育児用ミルクの代わりに使うことは避けましょう。1歳以降も、アーモンドミルクだけで必要な栄養を補おうとせず、食事全体のバランスを考えて使うことがポイントです。
また、アーモンドは食物アレルギーを起こす可能性があるため、初めて与えるときは原材料・アレルゲン表示を確認し、少量から様子をみましょう。
商品を選ぶときは、「無添加」や「オーガニック」という言葉だけで判断せず、砂糖の有無、原材料、カルシウムなどの栄養成分を確認すると、ご家庭に合ったアーモンドミルクを選びやすくなります。