「もうすぐお子様の誕生日。でも、生クリームはまだ早いのかな?」「乳アレルギーがあるけれど、みんなと同じようにケーキでお祝いしたい」
そんなときに選択肢になるのが、豆乳などを使った植物性のクリームです。植物性ホイップには植物油脂を使った商品があり、乳製品を使っていない商品もあります。一方で、商品によって原材料は異なるため、「植物性だから体に悪い」「植物性だから安心」と一括りにはできません。この記事では、生クリームとの違いを整理しながら、乳製品を避けたいときに使える豆乳系の選択肢を紹介します。
植物性ホイップは体に悪い?生クリームとの違い
スーパーなどで見かける「生クリーム」と「植物性ホイップ」は、見た目が似ていても原材料が異なります。
- 生クリーム:乳由来の脂肪を主な原料とするクリームです。
- 植物性ホイップ:植物油脂などを使い、ホイップクリームとして使えるようにした商品があります。商品によって乳成分の有無や添加物の内容は異なります。
そのため、「植物性ホイップは体に悪い」と一律に判断することはできません。気になる場合は、商品名だけでなく原材料やアレルゲン表示を確認することが大切です。
特に乳製品を避けたい家庭では、「植物性」という名前だけで判断せず、実際に乳成分を含まない商品かどうかを確認しましょう。
乳製品を避けたいときに使える豆乳系の選択肢
乳製品を使わず、ケーキのデコレーションに使いたいなら「豆乳入りホイップ」
スジャータめいらくの「乳製品を使っていない豆乳入りホイップ」は、乳成分の代わりに大豆成分を使ったホイップクリームです。白くきめ細かなホイップに仕上げられるため、ケーキの表面に塗ったり、絞り袋でデコレーションしたりする用途に使えます。公式レシピでもショートケーキのデコレーションに使用されています。
原材料は植物油脂、有機豆乳、糖類などで、乳化剤・安定剤・メタリン酸Na・香料も使用されています。つまり、「乳製品を使わないこと」を優先したい場合の選択肢であり、添加物をできるだけ避けたい場合とは選ぶ基準が異なります。
原材料:植物油脂(国内製造)、有機豆乳、糖類(オリゴ糖、マルトース、砂糖)/乳化剤、安定剤(加工デンプン、増粘多糖類)、メタリン酸Na、香料、(一部に大豆を含む)
原材料をシンプルにしたいなら「豆乳グルト」を水切りして使う方法
原材料をできるだけシンプルにしたい場合は、マルサンアイの「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」が候補になります。原材料は豆乳(大豆を含む)のみで、乳成分を使用していません。添加物を加えたホイップ製品とは、選び方そのものが異なります。
水切りした豆乳グルトをクリーム状に使えば、乳製品を使わないケーキの材料として利用できます。ただし、市販のホイップクリームとは原材料も製法も異なるため、泡立ちや仕上がりを同じものとして考えるのではなく、原材料のシンプルさを優先したい家庭向けの選択肢として考えると分かりやすいでしょう。
原材料:豆乳(大豆を含む)(国内製造)
豆乳グルトでデコレーションクリームを作る方法
マルサンアイには、豆乳グルトを使ったデコレーションクリームのレシピもあります。乳・卵・小麦を使わないレシピとして紹介されており、豆乳グルトだけでなく、豆乳・粉寒天・砂糖・サラダ油を使ってクリーム状に仕上げます。
用意するもの(約300g分):
・豆乳グルト:200g(水切り後100g)
・有機無調整豆乳:200ml
・粉寒天:3g
・お砂糖:30g
・サラダ油:20g
作り方の流れ:
水切りした豆乳グルトに、温めた豆乳・寒天・砂糖・油を合わせ、冷やしながら泡立ててクリーム状に仕上げます。寒天を使うレシピなので、一般的なホイップクリームとは異なる仕上がりになります。
詳しい分量や手順は、マルサンアイの公式レシピをご確認ください。
参考:豆乳グルトのデコレーションケーキ(マルサンアイ株式会社)
1歳・2歳はどうする?豆乳系クリームを使うときの注意点
豆乳系のクリームについて、食品全体に共通する「○歳から」という一律の開始年齢をこの記事で設定することはできません。子どもに初めて与える食品は、年齢だけでなく、食べる形状や量、これまでの食経験なども考えて判断する必要があります。
大豆アレルギーに注意
豆乳入りホイップや豆乳グルトは大豆を含むため、大豆アレルギーがある場合は使用できません。スジャータめいらくの豆乳入りホイップもアレルギー物質として大豆が表示されており、豆乳グルトも大豆をアレルゲンとして表示しています。
乳成分を避けたい場合でも、商品によって原材料やアレルゲンは異なります。乳・大豆など特定の食品を除去する必要がある場合は、実際に使う商品の表示を確認してください。
初めて食べる場合は少量から
大豆を含む食品を初めて食べる場合や、これまでに食物アレルギーが疑われる症状があった場合は、自己判断で進めず、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。
まとめ
植物性ホイップは、「体に悪い」と一括りにするのではなく、何を避けたいのか、どんな用途で使いたいのかを基準に選ぶと分かりやすくなります。
乳製品を使わずにケーキをデコレーションしたいなら、乳製品不使用の豆乳入りホイップが候補になります。一方、原材料のシンプルさを優先したいなら、原材料が豆乳のみの豆乳グルトを水切りして使う方法があります。
どちらを選ぶ場合も、「豆乳だから大丈夫」と決めつけるのではなく、実際の商品表示とお子さんの食物アレルギーの状況を確認しながら選ぶことが大切です。
【参考情報】
- スジャータめいらくグループ「乳製品を使っていない豆乳入りホイップ」
- マルサンアイ株式会社「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト 400g」
- マルサンアイ株式会社「豆乳グルトのデコレーションケーキ」
- スジャータめいらくグループ「ショートケーキ」