深夜のミルク作り、何度目かの哺乳瓶洗い……気づけば毎日があっという間に過ぎていきますよね。そんな中でふと、「このお水、そのまま使って本当に大丈夫かな」「赤ちゃん用の純水って、うちの子にも必要なのかな」と、手が止まってしまうこと、ありませんか?
赤ちゃん用として売られている「純水」「ピュアウォーター」は、主に粉ミルクの調乳や離乳食作りに使える水です。一方で、母乳やミルク以外の飲み物として水をあげる時期は、赤ちゃんの離乳の進み具合に合わせて考えていく必要があります。
この記事では、「結局いつから使っていいの?」というママの一番知りたい疑問に答えながら、水道水やミネラルウォーターとの違い、調乳時に気をつけたいこと、商品選びのコツまで、まとめてご紹介します。
赤ちゃんの純水はいつから使える?調乳用なら新生児期から、ひと安心です
結論からお伝えすると、赤ちゃん用として販売されている純水は、粉ミルクの調乳に使う水として、生まれたばかりの新生児期から利用できます。まずはここで一つ肩の力を抜いてもらえたら嬉しいです。ただし、「純水を赤ちゃんに飲ませる」ことと、「粉ミルクを作るために使う」ことは、少し意味が違うので分けて考えてみましょう。
厚生労働省の資料では、粉ミルクの調乳には水道水や、水質基準を満たした水、ミルク調製用の密封容器に入った水などを使う方法が示されています。調乳のときは、粉ミルクの製品表示に従い、一度沸騰させた70℃以上のお湯で溶かし、十分に冷ましてから与えることが案内されています。
つまり、赤ちゃん用の純水は「新生児には飲ませてはいけない特別な水」というものではなく、調乳に使いやすいようミネラルをほとんど含まない水として販売されている商品、と考えると気が楽になりますよね。
調乳では「水の種類」だけでなく、粉ミルクの作り方が何より大切です
粉ミルクは、製品ごとに決められた粉量・湯量・調乳方法を守りましょう。「濃い目にすれば栄養満点かも」など自己判断で水を増減したり、通常とは異なる方法で作ったりしないことが大切です。
赤ちゃんが水を飲むのはいつから?離乳開始後がひとつの目安です
母乳や育児用ミルク以外の水分を、いつからあげたらいいのか。これも多くのママが一度は悩むポイントではないでしょうか。答えは、赤ちゃんの発達や離乳の進み具合を見ながら、少しずつ考えていくのが基本です。
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳の開始は生後5~6か月頃が適当とされています。離乳開始前の赤ちゃんにとって、最適な栄養源は母乳または育児用ミルクとされています。
そのため、この記事では「生後0か月から水を飲ませる」のではなく、「新生児期から調乳用の水として使える。飲み物として水を試すのは、離乳の開始や赤ちゃんの発達を見ながら」と、シンプルに整理してお伝えしたいと思います。
- 新生児期:母乳・育児用ミルクが基本です。純水は粉ミルクの調乳用として頼れる存在になります。
- 生後5~6か月頃:離乳開始の目安。スプーンなどを使って、少しずつ食べ物に慣れていく時期です。
- 離乳が進んだら:食事や生活リズムに合わせて、母乳・ミルク以外の飲み物を取り入れることを考えていきましょう。
水分補給について迷ったときは、「何か月になったから必ず水を飲ませなきゃ」と気負う必要はありません。離乳の進み具合や授乳量、赤ちゃんの様子をゆっくり確認しながら進めていけば大丈夫です。
赤ちゃんに初めて水を与えるときのポイント
離乳が始まり、水を飲む練習をするときも、最初からたくさん飲ませなくて大丈夫です。まずはスプーンなどで少量を試し、赤ちゃんがゴクンと飲み込めているか、様子を見ながら進めていきましょう。
まずは少量から試す
初めての飲み物は、少量から様子を見てあげてください。嫌がったりうまく飲み込めなかったりしても焦らなくて大丈夫。無理に続ける必要はありません。
冷たさより「飲みやすさ」を確認する
「必ず人肌程度に温めなければ」という一律の決まりがあるわけではありません。赤ちゃんが飲みやすい温度にしてあげて、熱すぎるものを与えないよう注意してあげましょう。
水分補給の中心を急に水へ置き換えない
離乳初期は、母乳や育児用ミルクが引き続き大切な栄養源です。水をあげることで授乳量が大きく減ってしまわないよう、離乳の進み具合に合わせて少しずつ取り入れていきましょう。
調乳用の水はどう選ぶ?「純水」と「ミネラルウォーター」の違い
赤ちゃんの調乳用の水を選ぶとき、「赤ちゃん用と書いてあるから安心」だけで選んでいませんか?実は硬度やミネラル量、殺菌方法、用途まで確認できると、もっと自信を持って選べるようになります。
厚生労働省の資料では、ミルク用の水は飲料水が必要で、硬度の高い水よりも硬度の低い軟水が望ましいとされています。
| 種類 | 特徴 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 赤ちゃん用純水 | ミネラルをほとんど含まない商品が多い | 調乳用としての商品表示や殺菌方法 |
| 水道水 | 日本の水道水は水質基準に基づいて管理されている | 調乳方法は粉ミルクの説明に従う |
| ミネラルウォーター | 商品によって硬度やミネラル量が異なる | 硬度・ミネラル量・調乳への使用可否 |
「ミネラルゼロでなければ調乳できない」というわけではありません。水道水や硬度の低い水が利用できる場合もあります。特にミネラルウォーターは商品によって成分が大きく異なるため、調乳に使う場合は表示をひと目確認しておくと安心です。
赤ちゃん用の純水を選ぶときに確認したい4つのポイント
- 調乳用として販売されているか:赤ちゃんのミルク作りを目的に購入するなら、調乳用として案内されている商品を選ぶと、用途に迷わず選べます。
- ミネラル量や硬度:ミネラルの量は商品によって異なります。純水・ピュアウォーターの場合も、商品の表示をひとつ確認してみましょう。
- 殺菌方法:加熱殺菌など、どのような処理が行われているかを確認しておくと、より安心して使えます。
- 容量:自宅での調乳中心なら2L、外出時にも使うなら500mlなど、暮らし方に合わせて選ぶと無駄が出にくくなります。
赤ちゃん用の純水おすすめ3選|使う場面から選ぶ
赤ちゃん用の純水は、同じ「純水」でも容量やボトル仕様が異なります。毎日のことだからこそ、自分の暮らしに合ったものを選びたいですよね。ここでは、自宅での調乳、外出、ストックという使う場面から選びやすいように紹介します。
| 商品名 | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 和光堂 ベビーのじかん 赤ちゃんの純水 | 2L×6本の大容量 | 自宅での調乳を中心に使いたい場合 |
| ピジョン 赤ちゃんのピュアウォーター ラベルレス | 500ml×24本・ラベルレス | 外出時やボトルのラベルを外す手間を減らしたい場合 |
| by Amazon 赤ちゃんの純水 | 500ml×24本・ミネラルゼロ | 500mlを複数本ストックしたい場合 |
【信頼と実績】和光堂 ベビーのじかん 赤ちゃんの純水 2L×6本
長年ベビー用品を手がけてきた和光堂の純水です。深井戸水から高温加熱殺菌とろ過処理によりミネラル分をほぼ取り除いており、粉ミルクの調乳に最適な仕上がりになっています。2Lの大容量サイズなので、毎日のミルク作りやお料理の伸ばし液としてたっぷり使え、「気づいたら切れていた」を防ぎやすいのも嬉しいポイントです。
【使いやすさ抜群】ピジョン 赤ちゃんのピュアウォーター ラベルレス 500ml×24本
育児でおなじみピジョンの純粋なお水です。剥がす手間のない「ラベルレス」仕様なので、寝不足の朝や慌ただしい時間帯でも、分別作業でイライラすることがありません。500mlの小分けサイズは、お出かけ時のバッグにもすっと入る、頼れるサイズ感です。
【まとめ買い&コスパ】by Amazon 赤ちゃんの純水 加熱殺菌済み ミネラルゼロ 500ml×24本
加熱殺菌処理を施したミネラルゼロのお水です。調乳やおでかけ時の水分補給として気兼ねなく使える、手頃な価格帯が魅力。「そろそろ買い足さなきゃ」という日々のプチストレスを減らしたい方に、ストックとしておうちに常備しておくと心強い一本です。
よくある疑問
日本の水道水は、水道法に基づく水質基準に適合するよう管理されています。調乳では、水道水を使う方法もありますが、粉ミルクの製品表示に従って調乳することが大切です。
厚生労働省の資料では、一度沸騰させた70℃以上のお湯で粉ミルクを溶かし、十分に冷ましてから飲ませる方法が案内されています。
「10分間沸騰させればよい」という一律のルールではありません。調乳方法は使用する粉ミルクの説明書を優先しましょう。
「純水だから、必ずそのまま調乳できる」とは考えないほうが安全です。水の種類とは別に、粉ミルクの調乳方法を守る必要があります。
商品によっては加熱殺菌済みの調乳用純水として販売されていますが、実際の調乳では使用する粉ミルクの表示・説明に従ってください。
ミネラルウォーターがすべて使えないわけではありません。ただし、商品によって硬度やミネラル量が異なります。
厚生労働省の資料では、ミルク用の水は硬度の低い軟水が望ましいとされています。
調乳用として使う場合は、硬度や成分表示を確認し、用途が明確な赤ちゃん用の純水を選ぶ方法もあります。
開封後の保存期間は商品によって異なります。「数日以内」と一律に決めるのではなく、パッケージに記載された保存方法や開封後の使用目安に従ってください。
赤ちゃんが使うものなので、開封後はキャップや注ぎ口を清潔に保ち、商品に記載された方法で保管しましょう。
まとめ
赤ちゃん用の純水は、新生児期から粉ミルクの調乳用として利用できる商品があります。ただし、「水を飲み物として与える時期」と「調乳に水を使う時期」は別に考えることが大切です。
離乳の開始は生後5~6か月頃が目安とされており、開始前の赤ちゃんの栄養源は母乳または育児用ミルクが基本です。
調乳用の水を選ぶときは、純水・ピュアウォーターという名称だけで判断せず、硬度やミネラル量、殺菌方法、容量、調乳への使用方法を確認してみてくださいね。
赤ちゃん用の水を用意するか迷ったときも、「純水でなければいけない」と気負う必要はありません。水道水など利用できる水がある場合は、粉ミルクの説明書に沿った調乳方法を守ることが基本です。毎日のミルク作り、今日もお疲れさまでした。
【参考情報】
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」
- 厚生労働省「人工乳(粉ミルク)のつくり方」
- 厚生労働省「管理栄養士・栄養士向け ミルク用の水の確保」
- 消費者庁「お酒などによる誤った調乳での事故に注意」
- 各種商品ページ


コメント