母乳の出方や赤ちゃんの体質、仕事復帰のタイミングなど、粉ミルクを検討する理由はご家庭によってさまざまです。いざ選ぼうとすると、普段使いの育児用ミルクから、乳糖不使用タイプ、海外製のオーガニックミルクまで種類が多く、「うちの子にはどれが合うんだろう」と迷ってしまうママも多いのではないでしょうか。
粉ミルクは「人気」だけでなく「目的に合うもの」を選ぶのが基本
粉ミルクには、普段の栄養補給に使う育児用ミルクと、特定の体質や症状に配慮して使われる特殊なミルクがあります。どの商品が適しているかは、赤ちゃんの月齢や体調、必要な栄養などによって異なるため、「口コミで人気だから」という理由だけで選ぶのではなく、商品の対象月齢や特徴を確認して選ぶことが大切です。
特に、乳糖不使用タイプのような特殊なミルクは、自己判断で切り替えるのではなく、かかりつけの小児科医などに相談したうえで選ぶことが大切です。森永乳業も「森永ノンラクト」について、乳糖不耐症や下痢をしている赤ちゃん向けの無乳糖ミルクで、「医師の指示によりお使いください」と案内しています。
また、海外製のミルクを検討する場合は、日本で販売されている乳児用調製粉乳とは、対象月齢の区分や表示、成分設計などが異なる場合がある点も確認しておきましょう。
粉ミルクを切り替える・新しく始めるときの考え方
普段使いの育児用ミルクには、0か月から使える商品が多くあります。一方で、乳糖不使用タイプのような特殊なミルクは、体調や体質に応じて医師から案内されることがあります。商品ごとに対象月齢や使用方法が異なるため、パッケージやメーカーの案内を確認してから使いましょう。
別のミルクへ切り替える場合は、次の点を意識してください。
- 赤ちゃんの様子を確認する
ミルクを変更した後は、飲み方や便の状態、機嫌などに変化がないか確認しましょう。気になる変化がある場合は、自己判断で変更を繰り返さず、医師に相談してください。 - 特殊タイプのミルクは自己判断で導入しない
乳糖不使用タイプなどは、体質や症状に応じて使われるミルクです。気になる症状がある場合は、まず受診して相談しましょう。 - 調乳方法は商品の表示に従う
粉ミルクは商品ごとに必要な粉量や調乳方法が定められています。自己流で濃さを変えず、パッケージの表示に従って調乳しましょう。
失敗しない!粉ミルクを選ぶときの「ママの安心3ルール」
粉ミルクを選ぶ・切り替えるときは、次の3つを意識すると選びやすくなります。
まずは「普段使い」か「特定の目的」かを整理する
普段の栄養補給として使うのか、体質や症状への配慮が必要なのかによって、選択肢が変わります。まずは目的を整理してから商品を探しましょう。
成分表示と「対象月齢」を必ず確認する
商品によって対象月齢や成分設計が異なります。パッケージの表示を確認し、赤ちゃんの月齢に合ったものを選びましょう。
気になる症状があれば、購入前にまず受診
「乳糖が気になる」「お腹の調子が悪い」など気になる様子があるときは、ミルクを変更する前にまずかかりつけ医に相談するのが安心です。
目的別に見る、粉ミルクの選び方のコツ
「なんとなく」で選ぶのではなく、目的別に整理すると選びやすくなります。
- 普段使いなら、対象月齢と栄養成分を確認
DHA・アラキドン酸など、商品ごとに配合されている成分には違いがあります。対象月齢とあわせて、パッケージの栄養成分表示や商品情報を確認しましょう。 - 乳糖が気になる場合は、医師に相談のうえで特殊タイプを検討
乳糖不使用タイプは、体質や症状に応じて使われるミルクです。自己判断ではなく、医師の案内に沿って選びましょう。 - 海外製を検討するなら、対象月齢と成分表示を確認
海外製ミルクは、対象月齢の区分や成分表示、栄養設計などが日本で販売されている商品と異なる場合があります。購入前にメーカーの情報を確認しておきましょう。
粉ミルクを使うときに知っておきたい調乳・保存の注意点
粉ミルクは、選び方だけでなく調乳や保存方法も大切です。厚生労働省は、乳児用調製粉乳を調乳するときは70℃以上のお湯を使用し、調乳後2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄するよう案内しています。
実際の調乳方法や保存方法については、商品ごとのパッケージ表示やメーカーの案内もあわせて確認しましょう。
目的別に紹介。おすすめの粉ミルク3選
ここでは、目的の異なる3タイプの粉ミルクをご紹介します。ご家庭の状況や、気になる症状がある場合は、医師に相談のうえでお選びください。
【普段使いに】和光堂 レーベンスミルク はいはい(0か月〜1歳頃)
0か月から1歳頃までを対象とした、和光堂の育児用ミルクです。DHA・アラキドン酸が配合されています。対象月齢の幅が広く、普段使いのミルクを探しているご家庭で検討しやすい商品です。
【医師に相談のうえで】森永 ノンラクト(無乳糖)
乳糖を含まないタイプの粉ミルクです。森永乳業では、乳糖不耐症や下痢をしている赤ちゃん向けの無乳糖ミルクとして案内しており、医師の指示により使用する商品とされています。気になる症状がある場合は、自己判断で導入せず、まずかかりつけ医に相談してください。
【オーガニックにこだわるなら】Bubs オーガニック ステップ1(0〜6カ月)
オーストラリアのBubsが販売する、0〜6カ月向けのオーガニック粉ミルクです。公式情報では、有機認証を取得した牧草飼育牛のミルクを使用しています。海外製品のため、日本で販売されている乳児用調製粉乳とは対象月齢の区分や表示、成分設計などが異なる場合があります。導入を検討する際は、メーカーの最新情報や表示を確認したうえで選びましょう。
よくある疑問:「ミルクを変えると赤ちゃんが嫌がることはある?」
粉ミルクは商品によって原材料や風味などが異なるため、切り替えた後に赤ちゃんの飲み方が変わることはあります。ミルクを変更した後は、飲む量や機嫌、便の状態などに変化がないか確認しましょう。気になる変化が続く場合は、無理に続けず、かかりつけ医などに相談してください。
まとめ
粉ミルクは「人気だから」という理由だけでなく、普段使いなのか、特定の目的に対応したものなのかを整理したうえで選ぶことが大切です。商品ごとに対象月齢や成分、特徴が異なるため、パッケージやメーカーの情報を確認して選びましょう。
特に乳糖不使用タイプのような特殊なミルクは、自己判断ではなく医師に相談のうえで検討することが大切です。海外製を選ぶ場合も、対象月齢や表示、成分設計などを事前に確認しておきましょう。
赤ちゃんの月齢やご家庭の状況に合わせて、無理のない形で選んでいきましょう。