毎日の煮物や炒め物、冷奴などに欠かせない醤油。できるだけシンプルな原材料で造られたものを選びたいと思っても、「無添加」「国産丸大豆」「天然醸造」「有機JAS」など、商品の違いが分かりにくいこともあります。
特に子どもの食事にも使う調味料だからこそ、大豆や小麦の産地、食品添加物の有無、醸造方法まで気になる家庭もあるでしょう。
この記事では、大豆・小麦・食塩を基本原料とする無添加醤油おすすめ5商品を比較。国産原料、木桶仕込み、有機認証、生しょうゆなど、それぞれの特徴と家庭での使い分けを紹介します。
迷ったらまずここだけチェック
国産の大豆・小麦を使った天然醸造の醤油を普段の料理に取り入れたいなら、大徳醤油の丸大豆醤油が候補になります。
木樽仕込みならフンドーキンの吉野杉樽、国産有機原料を重視するなら足立醸造、1.8Lの大容量なら太陽醤油、火入れをしていない生しょうゆならフンドーキンの生詰タイプという違いがあります。
いずれも原材料表示では大豆・小麦・食塩の3種類が基本です。ただし、無添加や有機という表示だけで塩分が少なくなるわけではありません。用途や使用頻度に合わせて選びましょう。
無添加醤油おすすめ5選|国産丸大豆・天然醸造・有機醤油を比較
今回は、原材料の構成、国産原料の使用、醸造方法、容量、料理での使いやすさを基準に5商品を比較しました。順位は実際の試食や販売数ではなく、家庭での選びやすさを重視した編集上の評価です。
| 順位 | 商品 | 容量 | 大豆・小麦 | 主な特徴 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 大徳醤油 丸大豆醤油 | 900ml | 国産 | 天然醸造・長期熟成 | 原材料と製法の両方を重視したい |
| 2位 | フンドーキン 吉野杉樽 | 500ml | 国産 | 木樽仕込み・天然醸造 | 木樽由来の醸造の特徴を楽しみたい |
| 3位 | 足立醸造 国産有機醤油 | 900ml | 国産有機 | 有機JAS・木桶熟成 | 有機原料を優先して選びたい |
| 4位 | 太陽 丸大豆天然醸造 | 1.8L | 埼玉県産 | 天然醸造・大容量 | 料理によく使う家庭で継続しやすい |
| 5位 | フンドーキン 生詰丸大豆 | 720ml | 国産 | 火入れなし・生しょうゆ | 醤油の香りを活かして仕上げたい |
1位
大徳醤油 丸大豆醤油 900ml
国産丸大豆と小麦、食塩だけのシンプルな原材料で、毎日の和食に使う醤油を選びたい家庭に。
兵庫県の大徳醤油が造る、天然醸造・長期熟成のこいくち醤油です。国産丸大豆、国産小麦、食塩の3種類を原料とし、化学調味料や合成保存料を加えずに仕込まれています。大豆と小麦の産地にも注目でき、食塩には長崎県の海水から造られた平釜塩を使用しています。
煮物や炒め物、焼き魚など幅広い料理に使う醤油だからこそ、原材料が分かりやすく、家庭で継続しやすいことは大切な条件です。900ml入りなので、1800mlの大瓶ほど場所を取らずに、普段の調理へ取り入れられます。
天然醸造による発酵・熟成の特徴を重視しながら、まずは普段使いの醤油を見直したい場合に選びやすい一本です。
2位
フンドーキン 吉野杉樽天然醸造醤油 500ml
木樽仕込みならではの醸造方法にこだわり、少量から香り豊かな醤油を使ってみたい家庭に。
フンドーキンの吉野杉樽天然醸造醤油は、吉野杉で造った木樽に、国産大豆・国産小麦・食塩を仕込み、自然の温度でじっくり発酵・熟成させた醤油です。メーカーは、豊かな香りと澄んだ赤褐色、まろやかな旨味を特徴として紹介しています。
醤油の風味が料理の仕上がりに直接関わる冷奴やおひたし、焼き魚などに使うと、木樽仕込みの特徴を楽しみやすいでしょう。もちろん煮物などの加熱調理にも使用できます。
500mlの瓶入りなので、大容量の醤油よりも使い切りやすさを重視したい家庭にも向いています。原材料がシンプルなだけでなく、どのように醸造されているかまで考えて選びたい場合の候補です。
3位
有機JAS認定 国産有機醤油 濃口 900ml 足立醸造
食品添加物だけでなく大豆と小麦の栽培方法まで重視するなら、国産有機原料を使った木桶仕込みの醤油。
足立醸造の国産有機醤油は、有機JAS認証を受けた国産有機大豆・国産有機小麦と、瀬戸内の海水塩を使用したこいくち醤油です。兵庫県の蔵で木桶を使い、自然の温度変化を活かして1年以上かけて熟成させています。
今回の5商品の中では、有機JAS認証が確認できる点が大きな違いです。原材料をシンプルにするだけでなく、大豆や小麦の栽培方法も購入条件に含めたい家庭に選ぶ理由があります。
冷奴や刺身など、醤油そのものの風味を感じやすい料理はもちろん、炒め物や炊き込みご飯にも使用できます。900ml入りなので、特別な料理だけでなく日常の調味料として使いたい場合にも検討できます。
4位
太陽 丸大豆 天然醸造 こいくちしょうゆ 1.8L
煮物や炒め物で醤油をよく使う家庭なら、埼玉県産の丸大豆と小麦を使った1.8Lの大容量タイプ。
太陽の天然醤油は、埼玉県産の契約栽培丸大豆・小麦、天日塩を原材料とした醤油です。弓削多醤油が製造しており、天然醸造による発酵・熟成を行っています。保存料や化学調味料などの合成添加物を加えない製法が特徴です。
今回紹介する商品の中では、1.8Lの大容量が大きな違い。煮物や肉料理、下味付けなどに醤油をよく使い、900ml以下の瓶ではすぐに使い切ってしまう家庭に向いています。
なお、販売店では現在の原料について、埼玉県産の契約栽培丸大豆・小麦に切り替わっていると案内しています。以前の有機栽培などの情報と混同せず、現在の原料を基準に選びましょう。
5位
フンドーキン 生詰国産原料丸大豆生しょうゆ 720ml
冷奴や焼き魚の仕上げに使うなら、火入れをしていない生しょうゆならではの香りを楽しみたい家庭に。
フンドーキンの生詰国産原料丸大豆生しょうゆは、国産丸大豆・国産小麦・食塩を原料とした醤油です。一般的な火入れ醤油とは異なり、加熱処理を行わずに仕上げているため、もろみ由来の香りや味わいを活かしていることが特徴です。
刺身や冷奴、焼き魚、ステーキなど、料理の仕上げに少量かけて使う場面に向いています。加熱せずに使うことも想定した商品ですが、衛生管理上の処理が行われている市販の醤油であり、発酵途中のもろみをそのまま瓶詰めしたものではありません。
720mlのペットボトル入りなので、瓶の重さが気になる家庭にも扱いやすい形状です。なお、食塩には海外から輸入した天日塩が使用されているため、「すべての原材料が国産」という意味ではありません。
※ランキングは原材料・醸造方法・容量・家庭での用途をもとにした編集上の評価です。実際の試食や売上による順位ではありません。原材料、製造方法、内容量、販売条件は変更される場合があるため、購入時は最新の商品表示をご確認ください。Amazon限定サイズやセット商品の違いにもご注意ください。
無添加醤油の選び方|原材料・天然醸造・国産丸大豆を比較
無添加醤油を選ぶときは、単に「無添加」という言葉を見るだけでなく、何が添加されていないのか、どんな原材料を使い、どのように醸造されているかを考えることが大切です。
原材料は大豆・小麦・食塩を基本に見る
一般的な本醸造の醤油には、大豆・小麦・食塩を基本原料としたものがあります。今回紹介した5商品も、これらの原材料を中心に製造されています。
一方、市販の醤油には、アルコール、調味料、甘味料などを加えた商品もあります。これらを一律に悪いものと判断する必要はありませんが、食品添加物を使用していない醤油を選びたい場合は、原材料表示が判断材料になります。
また、「無添加」は塩分が少ないことを意味しません。塩分を抑える目的で選ぶなら、食品添加物の有無とは別に、食塩相当量や減塩表示を見る必要があります。
国産丸大豆と脱脂加工大豆の違いを知る
醤油の原料には、丸大豆を使うものと、大豆から油分を取り除いた脱脂加工大豆を使うものがあります。
丸大豆醤油は大豆を丸ごと原料とするため、原料の油脂成分が醸造中にどのように変化するかも味や香りに関係します。一方、脱脂加工大豆も醤油づくりに広く用いられており、発酵によって旨味を生み出す原料です。
どちらが必ず優れているというわけではありませんが、大豆の種類や産地にこだわりたい場合は「国産丸大豆使用」などの表示が選択基準になります。
天然醸造と木桶仕込みは同じ意味ではない
天然醸造は、醸造を促進するための加温や酵素添加などを行わずに造る製法に関わる表示です。一方、木桶仕込みは仕込みに使用する容器の種類を表しています。
そのため、天然醸造の醤油がすべて木桶仕込みというわけではありません。木桶で造る場合も、天然醸造の条件を満たすかは別に判断されます。
製法まで重視する場合は、天然醸造の表示と、木桶や木樽を使用しているかを分けて確認するとよいでしょう。
有機JAS認証は原料の栽培方法を重視するときの基準
有機JAS認証は、国が定めた有機食品の規格に適合していることを示す制度です。国産有機大豆や有機小麦を使用した醤油を選びたい場合に参考になります。
今回の5商品では、足立醸造の国産有機醤油が該当します。有機JAS認証は食品添加物不使用と同じ意味ではありませんが、原料の生産方法を重視したい家庭には重要な判断材料です。
容量は開封後の使い切りやすさで選ぶ
煮物や炒め物を頻繁に作る家庭では、900mlや1.8Lの醤油も選択肢になります。一方、冷奴や刺身などに少量ずつ使う場合は、500mlや720mlの方が使い切りやすいでしょう。
醤油は開封後、空気や温度の影響で色や香りが変化するため、大容量を選ぶ際は使用頻度と保存環境を考えることが大切です。
無添加醤油とは?食品添加物不使用と有機醤油の違い
無添加醤油を探すときに知っておきたいのは、「無添加」という表示だけでは、何を加えていないのか分からない場合があることです。
例えば、食品添加物を使用していない醤油と、有機栽培の大豆や小麦を使った醤油では、重視している条件が異なります。また、国産大豆を使用している醤油でも、小麦や食塩が国産とは限りません。
原材料がシンプルな醤油を選びたいなら原材料表示、栽培方法を重視するなら有機JAS認証、醸造方法を重視するなら天然醸造や木桶仕込みの情報を確認すると、目的に合った商品を選びやすくなります。
生しょうゆと普通の醤油の違い|火入れの有無がポイント
一般的な醤油では、発酵・熟成させたもろみを搾った後、火入れと呼ばれる加熱処理を行うものがあります。火入れは酵素の働きを止め、色や香りを調えるなどの役割があります。
一方、「生(なま)しょうゆ」は火入れを行わず、同等の除菌処理をした醤油です。加熱処理をしていないため、火入れ醤油とは異なる香りや風味を楽しめます。
今回紹介したフンドーキンの生詰国産原料丸大豆生しょうゆは、国産大豆と国産小麦を使った生しょうゆです。刺身や冷奴、焼き魚の仕上げなど、醤油の香りを活かしたい料理に向いています。
なお、「生(なま)しょうゆ」と「生(き)じょうゆ」では用語の意味が異なります。商品名に「生」がある場合も、火入れをしていないかどうかを基準に区別しましょう。
醤油は子どもにいつから使える?離乳食と塩分の考え方
醤油を離乳食にいつから使えるかは、子どもの発達や食事の進み方などによって考える必要があります。すべての子どもに当てはまる一律の開始時期をここで定めることはできません。
離乳食の初期は素材そのものの味に慣れることを大切にし、調味料を積極的に使う必要はありません。食事が進んで味付けを加える場合も、少量から料理全体の塩分を考えましょう。
無添加醤油や有機醤油であっても、一般的な醤油の塩分が少なくなるわけではありません。子どもの食事では、醤油の種類だけでなく、使用する量やほかの調味料との組み合わせが重要です。
大豆や小麦の食物アレルギーがある場合は、自己判断で新しい食品を試したり除去を解除したりせず、医師の指示に従ってください。
醤油の塩分はどれくらい?減塩醤油との違い
こいくち醤油は塩分を含む調味料です。商品によって差があるものの、一般的なこいくち醤油では大さじ1杯に数gの食塩相当量が含まれます。
例えば、今回紹介したフンドーキンの生詰国産原料丸大豆生しょうゆでは、大さじ1杯(15ml)当たり食塩相当量2.5gと表示されています。
減塩醤油は塩分を抑えることを目的とした商品であり、無添加醤油とは選ぶ基準が異なります。塩分が気になる場合は、原材料だけでなく栄養成分表示の食塩相当量を見て比較しましょう。
醤油の使い分け|煮物・冷奴・焼き魚に合うのは?
毎日の煮物や炒め物には、使い慣れたこいくち醤油が取り入れやすいでしょう。大徳醤油や太陽醤油のように、国産丸大豆を使った醤油も候補になります。
一方、冷奴や刺身、おひたしなど、醤油をそのままかけて使う料理では、香りや旨味の特徴を重視したいところです。木樽仕込みの吉野杉樽天然醸造醤油や、火入れをしていない生しょうゆを使い分ける方法があります。
有機原料まで重視する場合は、足立醸造の国産有機醤油も選択肢です。特定の料理にしか使えないということではなく、家庭でよく作る料理と購入条件の両方から選ぶとよいでしょう。
醤油の保存方法|開封後は冷蔵庫に入れる?
醤油は未開封であれば常温保存できる商品が多いものの、開封後は商品ごとの保存方法に従う必要があります。
今回紹介した大徳醤油、太陽醤油、フンドーキンの生詰国産原料丸大豆生しょうゆは、開封後の冷蔵保存が案内されています。足立醸造についても販売先によって案内に差があるため、手元の商品表示を優先してください。
醤油は開封すると空気や温度の影響を受け、色が濃くなったり香りが変化したりします。使用頻度が少ない場合は、開封後の保存場所を確保しやすい容量を選ぶことも大切です。
原材料とアレルギーについて
今回の5商品はいずれも、大豆と小麦を原材料に使用しています。醤油は発酵過程で原材料のたんぱく質が分解されるため、アレルギーがある場合でも使用できることがありますが、反応には個人差があります。
特に食物アレルギーと診断されている子どもについては、原材料表示を確認したうえで、使用の可否を医師と相談してください。
無添加醤油に関するよくある質問
無添加醤油は普通の醤油と何が違いますか?
無添加という表示では、何を加えていないかが重要です。今回紹介した商品は、大豆・小麦・食塩を基本原料としています。食品添加物を使用していないことと、国産原料や有機原料を使用していることは別の条件です。
天然醸造醤油と本醸造醤油の違いは何ですか?
本醸造は醤油の製造方式を表し、天然醸造はその中でも醸造を促進する加温や酵素添加などを行わず、所定の条件を満たした醤油に用いられる表示です。本醸造の醤油がすべて天然醸造というわけではありません。
丸大豆醤油は脱脂加工大豆の醤油よりおいしいですか?
味の好みや醸造方法によって異なるため、一律に優れているとはいえません。丸大豆を原料に使うか、脱脂加工大豆を使うかは、原料選びの一つの違いです。
有機醤油は無添加醤油と同じですか?
同じではありません。有機JASは原料の栽培や製造方法などの基準に関する認証です。食品添加物の有無については、別に原材料表示を確認する必要があります。
無添加醤油は塩分が少ないですか?
無添加であることと塩分が少ないことは別です。一般的な醤油は食塩を含むため、塩分を抑えたい場合は減塩醤油などと食塩相当量を比較しましょう。
醤油は離乳食でいつから使えますか?
子どもの発達や離乳食の進み方に合わせて考えます。初期から積極的に使う必要はなく、味付けを加える場合も塩分の摂りすぎを避けることが大切です。食物アレルギーがある場合は医師の指示に従いましょう。
生しょうゆは加熱せずに食べられますか?
市販の生しょうゆは火入れをしていませんが、必要な除菌処理をした製品です。冷奴や刺身など、加熱せずに使う料理にも利用できます。開封後は商品の保存表示に従ってください。
まとめ|無添加醤油は原材料と醸造方法で選ぼう
無添加醤油を選ぶときは、原材料の種類だけでなく、大豆と小麦の産地、醸造方法、容量にも注目すると、家庭に合う商品を見つけやすくなります。
国産丸大豆を使った天然醸造の醤油なら大徳醤油、木樽仕込みの特徴を重視するなら吉野杉樽天然醸造醤油、有機原料を優先するなら足立醸造が候補です。大容量を求めるなら太陽醤油、火入れをしない生しょうゆを使いたいならフンドーキンの生詰タイプという選び方もできます。
大切なのは、無添加という言葉だけで判断せず、家庭で優先したい条件に合った醤油を選ぶこと。毎日の料理で使う頻度や、開封後の保存方法も考えて選びましょう。
参考情報
各種商品ページ