ピスタチオ入りのチョコレートや焼き菓子を買うとき、「ピスタチオのアレルギー表示は義務?」「表示がなければ使われていない?」と気になることがあります。
2026年4月1日、ピスタチオのアレルギー表示に関する制度が変更されました。この記事では、現在の表示ルールと、市販の加工食品を確認するときの注意点を整理します。
まずはこちらをチェック
2026年4月1日から、ピスタチオはアレルギー表示が推奨される「特定原材料に準ずるもの」に追加されました。
ただし、ピスタチオのアレルギー表示は義務ではありません。表示欄にピスタチオの記載がないことだけで、不使用と判断しないようにしましょう。
同じ2026年4月1日には、カシューナッツが表示義務のある「特定原材料」に追加されています。
ピスタチオのアレルギー表示は義務?
ピスタチオは、食品表示制度で「特定原材料に準ずるもの」に分類されます。
この分類に含まれる食品は、食物アレルギーの健康被害を防ぐため、可能な限り表示することが推奨されています。
一方、表示義務のある「特定原材料」とは制度上の扱いが異なります。
2026年4月1日から表示推奨品目に追加
2026年4月1日、ピスタチオが特定原材料に準ずるものに追加されました。
これはピスタチオが以前は安全だったという意味でも、2026年から突然危険になったという意味でもありません。
食物アレルギーの実態や専門家の意見などを踏まえ、表示対象品目が見直されたものです。
カシューナッツは表示義務の対象
カシューナッツは2026年4月1日から、表示義務のある特定原材料に追加されました。
なお、カシューナッツの表示切り替えには、2028年3月31日までの経過措置があります。ピスタチオは表示推奨のため、制度上の扱いが異なります。
ピスタチオとカシューナッツのアレルギー表示の違い
2026年11月時点の日本の制度では、次のように分類されています。
| 食品 | 分類 | 表示の扱い |
|---|---|---|
| ピスタチオ | 特定原材料に準ずるもの | 表示推奨 |
| カシューナッツ | 特定原材料 | 表示義務(経過措置あり) |
| くるみ | 特定原材料 | 表示義務 |
※この比較は日本の容器包装された加工食品の表示制度を基本にしています。外食などには異なる扱いがあります。
ピスタチオを含む加工食品の表示はどこを見る?
ピスタチオを使用した加工食品は、ナッツそのものだけではありません。チョコレート、焼き菓子、アイスクリーム、クリームやペーストなどにも使われることがあります。
まず原材料名欄を確認する
食品の包装にある原材料名欄で、ピスタチオが使用されているか確認します。
商品名や表面の写真だけでなく、実際の原材料欄を見ることが大切です。
ピスタチオ風味の商品でも、使用されている原材料や香料などは商品によって異なります。
アレルギー情報は個別表示と一括表示がある
容器包装された加工食品では、アレルギー物質を原材料名の後に個別に表示する方法と、まとめて表示する方法があります。
東京都の食品表示案内でも、この2つの表示方法が説明されています。商品ごとに記載場所や表記が異なるため、原材料名欄とアレルギーに関する表示を合わせて確認してください。
表示がないことだけで不使用と判断しない
ピスタチオは表示推奨品目なので、アレルギー表示欄に記載がない場合でも、不使用であるとは断定できません。
特にアレルギーがある方は、原材料名やメーカーの公開情報を確認し、使用の有無が不明な場合は製造・販売元へ問い合わせましょう。
無添加・素焼きのピスタチオならアレルギーは起きない?
無添加や素焼きという表示は、食品の加工方法や添加物の使用状況に関係するものです。
ピスタチオそのもののたんぱく質などに対して起こる食物アレルギーとは別の問題です。
そのため、無添加・無塩・素焼きの商品であっても、ピスタチオにアレルギーがある方が食べられるとは限りません。
有機JAS認証を受けた商品についても同様です。認証や添加物の有無を、アレルギーの安全性の保証として扱わないことが大切です。
店頭販売や外食では表示の扱いが異なる
飲食店の料理、対面販売、店頭での量り売りなどは、容器包装された加工食品と同じアレルギー表示制度が適用されるとは限りません。
ピスタチオ入りの菓子や料理を注文・購入する際、アレルギー情報が見当たらなければ、店員や製造者に使用原材料を確認してください。
確認できない場合は、安全だと推測して食べないことが大切です。
ピスタチオで食物アレルギーが確認されている場合、表示の有無だけを頼りに安全性を判断しないでください。
カシューナッツなど、ほかのナッツ類でアレルギー症状が出たことがある場合も、自己判断でピスタチオを試さず、医師に相談してください。
子どもの食べ方や窒息・誤嚥については、ピスタチオは何歳から?子どもに与えるときの注意点で説明しています。
ピスタチオのアレルギー表示についてよくある質問
Q. ピスタチオのアレルギー表示はいつから変わりましたか?
2026年4月1日から、表示が推奨される「特定原材料に準ずるもの」に追加されました。義務表示ではありません。
Q. アレルギー表示欄にピスタチオがなければ食べられますか?
表示がないことだけでは判断できません。原材料名やメーカー情報も確認し、使用の有無が不明な場合は製造・販売元に問い合わせてください。
Q. ピスタチオとカシューナッツは同じ表示区分ですか?
異なります。ピスタチオは表示推奨品目、カシューナッツは表示義務品目です。カシューナッツには表示切り替えの経過措置があります。
ピスタチオは表示推奨品目。原材料名も合わせて確認
ピスタチオは2026年4月1日からアレルギー表示の推奨対象となりましたが、表示義務のある食品ではありません。
加工食品を購入するときは、原材料名とアレルギー情報の両方を確認しましょう。アレルギーがある方は、使用の有無が不明な食品を自己判断で食べないことが重要です。