子育てや家事で忙しい毎日、子供にはできるだけ栄養バランスのよい食事を用意したいと考える方は多いです。しかし、毎食お魚や野菜を意識して献立を整えるのは手間がかかります。
そうした中で、普段の食事に少量加えることで取り入れやすいのが「亜麻仁油(アマニオイル)」です。亜麻仁油に含まれるα-リノレン酸の特徴や、無理なく続けやすい使い方、選ぶ際に確認しておきたいポイントを紹介します。
亜麻仁油に含まれる栄養と特徴
亜麻仁油には、n-3系多価不飽和脂肪酸の一種であるα-リノレン酸が多く含まれています。文部科学省の食品成分データベースでは、あまに油100gあたりのα-リノレン酸は57.0gとされています。α-リノレン酸は体内で作ることができない必須脂肪酸のひとつです。
魚に含まれるEPAやDHAとは種類が異なりますが、魚を食べる機会が少ないご家庭でも、亜麻仁油を使うことでα-リノレン酸を食事に取り入れやすくなります。
亜麻仁油とえごま油は何が違う?
亜麻仁油とえごま油は、どちらもα-リノレン酸を多く含む植物油です。一方で、原料となる植物が異なります。味や香りにも商品ごとの違いがあるため、普段の料理に取り入れやすいものを選ぶとよいでしょう。
| 原料 | 亜麻(あま)という植物の種子 | えごま(シソ科)の種子 |
|---|---|---|
| 味・香り | 商品によって異なります。ナッツのような風味や独特の香りを感じるものもあります。 | 商品によって異なります。比較的クセが少ないタイプもあります。 |
| 特徴的な成分 | α-リノレン酸を多く含みます。 | α-リノレン酸を多く含みます。 |
α-リノレン酸の含有量や風味は商品によって異なるため、購入時は商品の栄養成分表示や原材料表示も確認しましょう。
亜麻仁油の摂取量とおいしく使うポイント
亜麻仁油も油の一種なので、使う量が増えればエネルギー摂取量も増えます。特定の量を多く摂ればよいというものではないため、普段の食事とのバランスを考えながら取り入れることが大切です。
亜麻仁油は商品によって推奨される使い方や保存方法が異なります。特に加熱の可否や開封後の保存方法については、購入した商品の表示を優先してください。加熱せず、サラダや冷奴、納豆などにかけて使うタイプの商品も多くあります。
| 基本はそのまま使う | 商品に加熱に関する表示がない場合は、サラダや冷奴など、加熱しない料理にかけて使う方法が取り入れやすいです。 |
|---|---|
| 料理の仕上げにかける | 味噌汁やスープなどに使う場合は、器によそってから加えるなど、商品表示に合った使い方をしましょう。 |
| 相性のよい料理に加える | 納豆、ヨーグルト、冷奴、サラダなどに少量加えると、普段の食事に取り入れやすくなります。 |
「亜麻仁油は危険」と言われる理由と安全な選び方
「亜麻仁油は危険」という情報を目にすることがありますが、亜麻仁油そのものを一律に危険と考える必要はありません。ポイントになるのは、油は開封後に空気や光などの影響を受けて品質が変化しやすいことです。
そのため、製品の特徴だけでなく、容器や容量、開封後の保存方法まで確認して選ぶことが大切です。
| 製法を確認する | 「低温圧搾」「コールドプレス」など、製法を特徴として表示している商品があります。ただし、製法だけで商品の栄養価や品質を一律に判断することはできません。 |
|---|---|
| 容器を確認する | 光の影響を抑えるため、遮光性のある容器を採用している商品もあります。容器の特徴も選ぶ際のポイントになります。 |
| 容量を確認する | 開封後は品質が変化しやすくなるため、使用頻度に合った容量を選ぶと管理しやすくなります。 |
| 保存方法を確認する | 冷蔵保存など、商品によって指定が異なります。開封後は商品のラベルや販売ページに記載された保存方法を優先してください。 |
毎日の食事にプラス。おすすめの亜麻仁油3選
ここでは、低温圧搾や有機JAS認証、容器などの特徴を確認し、普段の食事に取り入れやすい亜麻仁油を3商品紹介します。容量や使う頻度など、ご家庭のスタイルに合わせて選んでみてください。
まずは少量から試したい方に:ハンズ 有機JAS認証 亜麻仁油
亜麻仁油を初めて取り入れる方や、まずは少量から試したい方に向いた容量です。有機JAS認証の商品なので、有機食品を選びたい方にも候補になります。
190gと比較的コンパクトな容量で、日常的に使う量に合わせて試しやすいのが特徴です。低温圧搾の商品で、サラダや料理の仕上げなどに取り入れやすいタイプです。
日常的に使いたい方に:朝日 アマニ油
毎日の食事に亜麻仁油を取り入れたい方に候補となる商品です。サラダや冷奴などに少量ずつ使うことで、普段の食事に取り入れやすい容量です。
日常使いしやすいサイズです。料理に使う頻度や家族の食事量に合わせて、無理なく使い切れる容量を選びたい方に向いています。
小分けで使いたい方に:ニュージーランド産 有機亜麻仁油
開封後の使用期間を考えながら、1本ずつ使いたい方に向いています。170gのボトルが3本に分かれているため、一度に大容量を開封する必要がありません。
3本のセットなので、使う分だけ開封しやすいのが特徴です。有機食品を選びたい方や、まとめ買いしながら開封時期を分けたい方にも候補になります。
赤ちゃんや子供にはいつから?何歳から使える?
亜麻仁油について、乳幼児に使い始める年齢が一律に定められた公的な基準はありません。ここでは、離乳食に油脂を取り入れる時期や、子供の食事への取り入れやすさを考慮したあんしんママ独自の実用的な目安として紹介します。
| 離乳食後期(9〜11ヶ月頃) | 離乳食の進み具合を見ながら、ごく少量から試す方法があります。まずは料理に1滴程度を加えるなど、少量から様子を見ます。 |
|---|---|
| 1歳以降〜幼児期 | 食事の内容や体調に合わせて少量ずつ取り入れます。使用量は商品表示も確認し、子供の様子を見ながら調整しましょう。 |
| 初めて使うとき | 初めての食品を試すときと同じように、体調のよい日に少量から始めると変化を確認しやすくなります。 |
上記の年齢は公的な開始基準ではなく、あくまで実用上の目安です。子供の発達や食事の進み具合には個人差があるため、心配な場合や持病・食物アレルギーなどがある場合は、かかりつけの医師や管理栄養士などに相談してください。
初めて使う際は、一度に多く与えず、少量から始めて体調の変化を確認しましょう。発疹、嘔吐、下痢など気になる症状が見られた場合は使用を中止し、症状が強い場合や心配な場合は医療機関に相談してください。
まとめ
亜麻仁油は、α-リノレン酸を多く含む植物油です。普段の食事に少量加えることで、必須脂肪酸のひとつであるα-リノレン酸を取り入れやすくなります。
一方で、亜麻仁油は油の一種なので、使う量だけでなく保存方法にも注意が必要です。特に開封後は品質が変化しやすくなるため、商品の表示に従って保存し、早めに使い切れる容量を選ぶと管理しやすくなります。
また、子供に使う場合は一律の開始年齢が決められているわけではありません。離乳食の進み具合や子供の体調を見ながら少量から取り入れ、心配な場合は専門家に相談しましょう。
【参考情報】
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年・食品成分データベース」
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」
- 各商品販売ページの商品情報



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