離乳食が完了期に近づくと、朝食やおやつにパンを取り入れる機会も増えてきます。「いつも同じ味で飽きていないかな」「少し風味をつけてあげたい」と思っても、ジャムは砂糖や原材料が気になることもあります。この記事では、赤ちゃんがジャムを食べ始める時期の目安と、砂糖不使用などのジャムを選ぶときのポイント、忙しい朝にも取り入れやすい商品を紹介します。
赤ちゃんはいつからジャムを食べられる?
ジャムは1歳頃をひとつの目安に、少量から取り入れる方法があります。
ただし、ジャムについて「1歳から」といった公的な一律の開始年齢が定められているわけではありません。1歳頃は離乳食から幼児食へ移っていく時期のため、子どもの食べる力や食品の状態を見ながら、少量から試すとよいでしょう。
はじめはパンにごく薄く塗ったり、プレーンヨーグルトなどに少量混ぜたりするなど、風味をつける程度から取り入れる方法があります。ジャムは商品によって甘さや果肉の大きさ、とろみなどが異なるため、年齢だけで判断せず、食べやすい状態かを確認することも大切です。
ジャムを選ぶときに確認したい成分
ジャムには、果物に砂糖などを加えて作るもののほか、砂糖を使わず果汁などを利用して甘みを出しているものもあります。砂糖にはジャムにとろみをつけたり、保存性を高めたりする働きがあるため、砂糖不使用の商品では保存方法や開封後の扱いが商品によって異なります。
赤ちゃん用に選ぶ場合は、「砂糖不使用」という表示だけで判断するのではなく、原材料名を確認して、どのような果物や果汁、添加物などが使われているかを見ることが大切です。食品表示から原材料や保存方法などを確認できます。
毎日の食卓に取り入れやすいジャムの選び方
お店やネットでジャムを選ぶときは、パッケージの裏側にある原材料名や保存方法を確認しておくと、家庭の希望に合う商品を選びやすくなります。
砂糖不使用のものを選ぶ
砂糖を使わず、果物や果汁の甘みを生かしたジャムもあります。甘さをできるだけ控えた商品を選びたい場合は、「砂糖不使用」などの表示と原材料名を確認してみましょう。
ただし、砂糖不使用だからといって甘くないとは限りません。果物や果汁そのものにも糖分が含まれるため、商品ごとの味や原材料を確認して選ぶことが大切です。
原材料がシンプルなものを選ぶ
原材料名を確認すると、どのような果物や果汁、添加物などが使われているかを確認できます。できるだけ使用しているものを分かりやすく把握したい場合は、原材料の種類が少ない商品を候補にすると選びやすくなります。
ただし、原材料が少ないことだけで商品の安全性を判断することはできません。子どもに食べさせる場合は、アレルギーの有無なども含めて確認しましょう。
はちみつが含まれていないか確認する
ジャムの中には、砂糖の代わりにはちみつを使った商品もあります。1歳未満の乳児には、はちみつやはちみつを含む食品を与えないでください。乳児ボツリヌス症を発症する可能性があるためです。消費者庁は、1歳以上であればはちみつを避ける必要はないとしています。
1歳頃の子どもにジャムを選ぶ場合も、はじめに原材料名を確認しておくと安心です。
ペクチン(ゲル化剤)の役割を知っておく
ペクチンは果物などにも含まれる成分で、ジャムでは果物に含まれるペクチンと糖、酸などの働きによって、とろみが生まれます。商品によっては、添加物としてペクチンが表示されているものもあります。
ペクチンが使われているかどうかを重視する場合は、原材料名を確認しましょう。一方で、ペクチンの有無だけでジャムを安全・危険と判断するのではなく、家庭で何を重視したいかに合わせて選ぶことが大切です。
朝の準備にも取り入れやすいおすすめジャム3選
ここでは、砂糖を使わず、原材料のシンプルさを重視して選びたいときに候補になる商品を紹介します。商品ごとに果物の種類や原材料、特徴が異なるため、家庭で重視したいポイントに合わせて選んでみてください。
リバースヴィレッジ 砂糖不使用フルーツジャム
果物の種類を選びたい家庭に。砂糖を使わず、果実と果汁の味わいを楽しめるタイプ
砂糖を使わず、果実と果汁を使って作られたフルーツジャムです。いちご、桃、りんご、ブルーベリー、キウイ、イエロートマト、いちごバターなど複数の種類から選べるため、いつも同じ味ではなく、子どもの好みに合わせて種類を選びたい場合に向いています。パンだけでなく、ヨーグルトなどに少量添えて使いたい場合にも候補になります。商品ページでは、果物と果汁を使った砂糖不使用の商品として案内されています。
Andante あまおう苺のコンフィチュール(砂糖不使用)
いちごの風味を重視したいときに。砂糖・保存料・香料・増粘剤を使わないシンプルな仕立て
福岡県産あまおう苺を使用し、砂糖や保存料、香料、増粘剤を使わずに仕上げた商品です。いちごそのものの風味を楽しみたい場合や、原材料の種類をできるだけシンプルにしたい場合に候補になります。パンに薄く塗るほか、ヨーグルトなどに少量添えるなど、家庭で取り入れ方を変えやすいタイプです。
ジャム382 果実そのまま ジャム(無添加・砂糖不使用)
名前のとおり「果実そのまま」感をめざしたジャム
安全で美味しいものをお客様に届けたい、その一心で完成したジャムは実に20種類。奇跡の固形率80%を実現。砂糖・添加物は一切入れずに、果物本来の味を引き出した「果実そのまま」のジャムです。
はじめてジャムを食べさせるときの4つの注意点
アレルギーに備えて、初めてなら少量から
いちごやりんごなど、ジャムに使われている果物を初めて食べる場合は、少量から様子を見ると安心です。特に食物アレルギーについて心配がある場合は、子どもの状態を確認しながら進め、不安があるときは医師や専門家に相談してください。
薄く塗って、まずは味や食べやすさを確認する
ジャムはパンなどに薄く塗り、まずは少量から試す方法があります。1歳頃でも食べる量や好みには個人差があるため、「1歳なら小さじ○杯」と固定的に考えるのではなく、普段の食事量や食べ方に合わせて調整しましょう。
開封後は商品の保存方法に従う
砂糖にはジャムの保存性を高める働きがあるため、砂糖を使っていない商品では、保存方法や開封後の扱いが商品によって異なります。
砂糖不使用だから一律に「傷みやすい」「○日以内に食べ切る」と決めつけるのではなく、商品の表示に記載された保存方法や開封後の取り扱いを確認してください。カビや変色、においなど、見た目や状態に異変がある場合は食べさせないようにしましょう。
食べるときは子どもの様子を見ながら
1歳頃は、食べる力や飲み込む力にも個人差があります。ジャムそのものだけでなく、一緒に食べるパンや果物などの大きさ・硬さ・食べやすさにも注意し、落ち着いて座った状態で食べさせましょう。
まとめ
ジャムは、1歳頃をひとつの目安に、子どもの発達や商品の状態を見ながら少量から取り入れる方法があります。公的に一律の開始年齢が決められている食品ではないため、年齢だけで判断せず、ジャムの原材料や甘さ、果肉の状態なども確認しましょう。
砂糖不使用の商品や原材料がシンプルな商品を選びたい場合は、表示を確認することで家庭の希望に合うものを探しやすくなります。朝食のパンやヨーグルトに少量添えるなど、子どもが食べやすい形で取り入れてみてください。
【参考情報】
- 消費者庁「ハチミツによる乳児のボツリヌス症」
- 農林水産省「料理に役立つ!砂糖の性質と働き」
- 農林水産省「食品表示について」
- 各種商品ページ