離乳食が進んでくると、「そろそろヨーグルトを食べさせていいのかな?」と気になってきますよね。いつから始めればいいのか、1回の量はどれくらいか、どの種類を選べばよいのかなど、疑問に感じることも多いものです。
この記事では、赤ちゃんにヨーグルトを始める時期の目安や進め方、月齢ごとの量、離乳食に使いやすいヨーグルトの選び方まで分かりやすく解説します。初めての乳製品を取り入れるときの参考にしてください。
ヨーグルトは「乳」を含むため、食物アレルギーに注意が必要な食品です。初めて与えるときは、赤ちゃんの体調がよい日に少量から始め、食後の様子を確認しましょう。新しい食品を始めるときは、1種類ずつ少量から進める方法が基本です。心配な症状が見られた場合は、自己判断せず医師に相談してください。
ヨーグルトは栄養がない?主な栄養素とカロリー
ヨーグルトは水分を多く含む食品ですが、たんぱく質やカルシウムなども含まれています。文部科学省の食品成分データベースでは、全脂無糖ヨーグルト100gあたりのエネルギーは56kcal、たんぱく質は3.6g、脂質は3.0g、炭水化物は4.9g、カルシウムは120mgです。
ヨーグルト(全脂・無糖)の基本成分(100gあたり)
| 栄養成分項目 | 含有量 |
|---|---|
| エネルギー | 56 kcal |
| たんぱく質 | 3.6 g |
| 脂質 | 3.0 g |
| 炭水化物 | 4.9 g |
| カルシウム | 120 mg |
ヨーグルトは、離乳食では乳製品の一つとして取り入れられます。大人にとっても、朝食や間食などに取り入れやすい食品ですが、赤ちゃんの場合は母乳や育児用ミルクの代わりになるものではありません。離乳食全体のバランスを見ながら取り入れましょう。
赤ちゃんのヨーグルトはいつから?離乳食では生後7〜8ヶ月頃が目安
ヨーグルトは、離乳食中期の生後7〜8ヶ月頃からをひとつの目安として取り入れられます。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳中期を生後7〜8ヶ月頃としており、乳製品もこの時期に使える食品として示されています。
ただし、「生後7ヶ月になれば必ず食べられる」という意味ではありません。月齢はあくまで目安なので、離乳食の進み具合や食べ物を飲み込む様子、赤ちゃんの体調などを見ながら進めましょう。
初めては少量から。乳製品のアレルギーにも注意
初めてヨーグルトを食べるときは、少量から始めて赤ちゃんの様子を確認します。新しい食品は一度にいくつも試さず、何を食べたか分かる状態で進めると、体調に変化があった場合にも原因を確認しやすくなります。
ヨーグルトに含まれる「乳」は、食物アレルギー表示の対象となる食品です。初めて食べた後に、皮膚の赤み、じんましん、嘔吐、下痢、呼吸の異常など気になる症状が見られた場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。
また、ヨーグルトは離乳食では加熱せずに使える食品の一つです。冷たさが気になる場合は、冷蔵庫から出して少し室温になじませる方法もあります。ただし、長時間室温に置くのは避け、保存は商品の表示に従ってください。
離乳食のヨーグルトはどれくらい?月齢別の量の目安
ヨーグルトを食べ慣れてきたら、離乳食の進み具合に合わせて少しずつ量を増やします。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」をもとにした乳製品の目安は、次のとおりです。
- 生後7〜8ヶ月頃(離乳中期): 1回あたり50〜70g程度
- 生後9〜11ヶ月頃(離乳後期): 1回あたり80g程度
- 生後12〜15ヶ月頃(離乳完了期): 1回あたり100g程度
これらは、ヨーグルトだけに固定した量ではなく、乳製品をたんぱく質性食品として使う場合の目安です。魚、肉、豆腐、卵などを同じ食事で組み合わせる場合は、それぞれの量を調整します。また、赤ちゃんの食欲や成長、離乳食の進み具合によっても必要な量は異なります。
酸味が気になるときは果物などと組み合わせても
プレーンヨーグルトの酸味を嫌がる場合は、つぶしたバナナややわらかくしたりんごなど、離乳食で食べ慣れている食材と組み合わせる方法があります。新しい食材を同時に増やしすぎず、すでに食べたことのある食品を使うと、赤ちゃんの反応を確認しながら進めやすくなります。
赤ちゃんのヨーグルト選びで確認したいポイント
離乳食用のヨーグルトを選ぶときは、商品の名前だけで判断せず、原材料表示を確認しましょう。特に初めて食べる時期は、どのような原材料が使われている商品なのかを把握しやすいプレーンタイプが選びやすいでしょう。
砂糖や甘味料を加えていないプレーンタイプを選ぶ
離乳食では、砂糖などを加えていないプレーンヨーグルトが使いやすいタイプです。加糖タイプには糖類が含まれる商品もあるため、赤ちゃん用として選ぶ場合は原材料表示を確認し、砂糖や甘味料が使われていないものを選ぶとよいでしょう。
原材料表示を見て、使われているものを確認する
「無添加」という言葉だけで判断するのではなく、実際の原材料表示を見ることが大切です。ヨーグルトによって原材料は異なるため、生乳のみの商品もあれば、乳製品などを使用している商品もあります。
また、アレルギーが心配な場合は、原材料だけでなくアレルゲン表示も確認しましょう。「乳」を含むことはもちろん、商品によっては他の原材料が使われている場合があります。
食感や酸味も、赤ちゃんの好みに合わせる
プレーンヨーグルトでも、商品によって酸味や口当たりは異なります。なめらかなタイプを好む子もいれば、酸味のある味を嫌がる子もいるため、食べ進めやすさは赤ちゃんの反応を見ながら選ぶとよいでしょう。
離乳食に取り入れやすいヨーグルト3商品
ここでは、砂糖不使用のプレーンタイプや、原材料・製法などに特徴のあるヨーグルトを3商品紹介します。順位を付けるのではなく、それぞれの特徴を見ながら、ご家庭で重視したい条件に合うものを選んでください。
蒜山ジャージープレーンヨーグルト
原材料が生乳のみで、無添加・無香料のプレーンヨーグルトです。蒜山ジャージー生乳100%を使用しており、素材そのものの風味を楽しみたい場合に候補になります。砂糖や香料などを加えたタイプではなく、原材料をできるだけシンプルにしたヨーグルトを選びたい家庭に向いています。
ピュアナチュール オーガニックヨーグルト プレーン
有機JAS認証を受けたオーガニックヨーグルトで、北海道産の有機生乳を使用しています。原材料は有機生乳、乳製品、乳たんぱくで、砂糖不使用のプレーンタイプです。A2ミルクを使用している点や、とろっとしたなめらかな口当たりが特徴なので、有機食品や原材料、食感を重視して選びたい家庭に向いています。
タカナシ 生乳100%ヨーグルト
北海道根釧地区の生乳を100%使用した、砂糖不使用のプレーンヨーグルトです。公式情報では、容量は400gで、生乳本来のコクがあり、酸味が少ないことが特徴とされています。離乳食だけでなく、家族で同じプレーンヨーグルトを使いたい場合や、日常的に料理や朝食へ取り入れたい場合に候補にしやすい商品です。
まとめ
ヨーグルトは、離乳食では乳製品の一つとして取り入れられる食品です。生後7〜8ヶ月頃をひとつの目安に、赤ちゃんの離乳食の進み具合や体調を見ながら、まずは少量から始めましょう。
慣れてきた後の量は、生後7〜8ヶ月頃なら1回50〜70g、9〜11ヶ月頃なら80g程度が目安です。ただし、これは乳製品全体の目安なので、ほかのたんぱく質性食品を同じ食事で使う場合は量を調整します。
選ぶときは、砂糖などを加えていないプレーンタイプを基本に、原材料やアレルゲン表示、食感や酸味なども確認すると、赤ちゃんの食べ進めやすさに合わせて選びやすくなります。
【参考情報】
- こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」食品成分データベース
- 消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」
- 蒜山酪農農業協同組合「蒜山ジャージープレーンヨーグルト」商品情報
- カネカ食品株式会社「ピュアナチュールオーガニックヨーグルト プレーン330g」商品情報
- タカナシ乳業株式会社「生乳100%ヨーグルト」商品情報