プルーンを子どもの食事に取り入れたいけれど、「何歳から食べられる?」「1歳や2歳ならそのままでも大丈夫?」「種は残っていない?」と迷うことはありませんか。
プルーンには生の果実とドライプルーンがあり、食べ物の硬さや粘りが異なります。特にドライプルーンは、種抜きの商品でも種が残る場合があるため、子どもに使うときは注意が必要です。
この記事では、公的機関と専門機関の資料をもとに、プルーンの開始時期、離乳食や1歳・2歳の食べ方、窒息・アレルギー、食べる量について整理します。
まずはこちらをチェック
プルーンには、日本の公的資料で定められた一律の開始年齢はありません。離乳食の専門記事では、生後7〜8か月頃から十分に柔らかく調理したものを取り入れる例がありますが、9〜11か月頃からとする記事もあります。
英国NHSは、1歳未満の赤ちゃんに丸ごとの乾燥果実を与えないよう注意しています。1歳を過ぎても、丸ごとのドライプルーンをそのまま与えてよいとは限りません。
子どもに使う場合は、種や硬い部分を確認して取り除き、十分に柔らかく加熱して、食べる力に合わせてつぶしましょう。無理に取り入れる必要はありません。
プルーンは何歳から食べられる?
プルーンは、果物の一種である西洋すももです。生の果実と、乾燥させたドライプルーンでは、硬さや食感が異なります。
こども家庭庁が公開する「授乳・離乳の支援ガイド(2019年)」では、離乳初期を生後5〜6か月頃、離乳中期を7〜8か月頃、離乳後期を9〜11か月頃、離乳完了期を12〜18か月頃としています。
ただし、この資料は離乳食全般の進め方を示したものであり、プルーン固有の開始年齢を決めたものではありません。
離乳食では7〜8か月頃からという目安もある
たまひよやトモニテなどの専門記事では、ドライプルーンを生後7〜8か月頃から、十分に柔らかく戻して少量使用する方法が紹介されています。
一方、離乳後期の9〜11か月頃からとする記事もあり、開始時期の案内は一致していません。
7〜8か月頃という数字は、国がドライプルーンについて定めた開始月齢ではありません。離乳食の進み具合と、食材を滑らかに調理できるかを確認して判断しましょう。
生のプルーンとドライプルーンは同じ時期?
生のプルーンは、熟した果肉の皮と種を取り除き、柔らかく調理できます。
一方、ドライプルーンは水分が少なく、皮や果肉に粘りがあり、子どもにはかみ切りにくい場合があります。
生のプルーンを食べられるようになっても、ドライプルーンを同じ形で与えてよいとは限りません。
1歳・2歳ならドライプルーンをそのまま食べられる?
1歳や2歳でも、丸ごとのドライプルーンをそのまま与えることは避けましょう。
ドライプルーンは柔らかく見えても、皮がかみ切りにくかったり、果肉が口の中でまとまったりすることがあります。
水分を含ませて十分に柔らかくし、必要に応じて滑らかにつぶして使用してください。食べにくそうな場合は無理に与える必要はありません。
プルーンの月齢・年齢別の食べ方
プルーンの開始年齢は公的に一律で決められていません。以下は、離乳食の進行と乾燥果実の安全上の注意から、家庭で確認したい点を整理したものです。
| 月齢・年齢 | 食べ方の考え方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 5〜6か月頃 | おかゆや野菜など、基本的な離乳食に慣れることを優先 | ドライプルーンを急いで取り入れない |
| 7〜8か月頃 | 専門記事では、十分に柔らかくしてつぶしたものを少量使う例がある | 公的な開始月齢ではなく、硬い部分や種を残さない |
| 9〜11か月頃 | 使う場合は十分に加熱し、歯ぐきでつぶせる硬さよりも食べやすく調整する | 乾燥したままの果実や大きな塊を避ける |
| 1歳頃 | 十分に戻して柔らかくし、食べる力に合わせてつぶす | 丸ごと与えない。種と皮の状態も確認 |
| 2〜3歳頃 | 柔らかさを確認し、必要に応じてつぶす・細かく刻む | 年齢だけで丸ごと安全とは判断しない |
※月齢ごとの調理形態は、こども家庭庁の「授乳・離乳の支援ガイド」を参考にしています。7〜8か月頃のプルーンの使用例は専門記事によるもので、国が定めた開始基準ではありません。
ドライプルーンを子どもに使うときの戻し方
ドライプルーンは、細かく刻むだけでは皮の硬さや粘りが残る場合があります。小さな子どもに使う場合は、十分に柔らかくしてから形を整えましょう。
種抜き商品でも種が残っていないか確認する
まずプルーンを一粒ずつ開き、種や硬い種のかけらが残っていないか確認してください。
「種抜き」と表示された商品でも、製造工程の都合で種が残ることがあります。特に小さな子どもに使う場合は、表示だけで判断せず、調理前に実物を確かめることが大切です。
水で戻し、中心まで柔らかく加熱する
種を確認したプルーンを小さく切り、水に浸してから必要に応じて鍋で加熱します。
果肉の中心まで十分に柔らかくなるように調理し、硬い皮や繊維が残っていないか確認しましょう。
加熱後は食べやすい温度まで冷まします。
小さな子どもには滑らかにつぶす
十分に柔らかくしたプルーンをスプーンなどでつぶし、必要に応じて調理器具で滑らかにします。
食べ慣れたおかゆなどに少量混ぜる方法も考えられますが、初めての食品は単独で少量試し、体調を確認してから組み合わせると原因を判断しやすくなります。
ペースト状にすれば必ず安全という意味ではありません。食事中は大人がそばで見守りましょう。
生のプルーンは皮と種を取り除く
生のプルーンを使用するときは、熟したものを選び、皮と種を取り除いて柔らかく調理します。
生の果実も、丸ごとや大きな塊のままではなく、子どもの食べる力に合った状態にしてください。
プルーンの窒息・誤嚥は種と粘りに注意
ドライプルーンは、果肉に厚みと粘りがあり、小さな子どもにはかみ切りにくい場合があります。種が残っている場合は、さらに注意が必要です。
種抜きでも種が残る場合がある
今回紹介するオーケーフルーツの有機ドライプルーンは、販売ページで種抜き加工を案内する一方、まれに種が残る場合があると注意を記載しています。
大人が食べる場合と異なり、子ども用に調理するときは、一粒ずつ開いて種と硬い部分を確認してください。
乾燥した果肉を丸ごと与えない
英国NHSは、1歳未満の赤ちゃんにレーズンなどの乾燥果実を丸ごと与えないよう注意しています。
また、米国CDCも、加熱していない乾燥果実を乳幼児の窒息につながる可能性がある食品として挙げています。
1歳を過ぎても、硬さや粘りが残る場合はそのまま与えず、十分に柔らかく調理してください。
食事中は安定した姿勢で見守る
子どもが食べ物を口に入れたまま歩いたり、遊んだり、寝転んだりしないようにしましょう。
食事中は安定した姿勢で座らせ、大人がそばで見守ります。泣いているときや眠そうなときなど、落ち着いて食べられない状況では与えないことが大切です。
種抜き商品でも種や破片が残る場合があります。また、砂糖不使用でも果肉の硬さや粘りによる窒息の危険はなくなりません。子ども用には実物の確認と十分な調理が必要です。
プルーンのアレルギーで気をつけること
プルーンは、食品表示で表示義務のある特定原材料ではありませんが、食物アレルギーが起こらないという意味ではありません。
果物によるアレルギーは起こる?
プルーンはバラ科の果物で、スモモの仲間です。食物アレルギー研究会は、バラ科の果物などで口やのどのかゆみが起こることがあると説明しています。
食べた後に唇や口の中の違和感、じんましん、嘔吐、咳などが現れた場合は食べるのを中止し、医療機関に相談してください。
呼吸が苦しい、ぐったりして反応がおかしいなど重い症状がある場合は、直ちに119番へ連絡しましょう。
加熱すればアレルギーは防げる?
果物のアレルギーの中には、加熱によって原因となるたんぱく質の性質が変わるものもあります。しかし、すべてのアレルギーを防げるわけではありません。
以前プルーンやスモモなどで症状が出たことがある場合は、自己判断で再び与えず、医師に相談してください。
原材料と同じ施設で扱う食品も確認する
商品によっては、原材料がプルーンのみでも、同じ施設でナッツ類、乳、小麦などを扱っている場合があります。
特定の食品にアレルギーがある場合は、購入する商品の原材料表示や製造環境に関する注意書きも確認しましょう。
プルーンは便秘にいい?食べる量と注意点
プルーンには食物繊維や、糖アルコールの一種であるソルビトールが含まれています。
ソルビトールは便に水分を含ませる働きに関係する成分ですが、プルーンを食べれば必ず便秘が改善するわけではありません。
子どもの便秘を治すために大量に与えない
プルーンを多く食べると、お腹がゆるくなることがあります。販売メーカーも、プルーンの食べ過ぎでお腹がゆるくなる場合があると注意しています。
便秘が続く、排便時に強く痛がる、血便があるなどの場合は、食べ物だけで解決しようとせず小児科に相談してください。
プルーンジュースや濃縮エキスも、ドライプルーンと同じ量や開始時期で考えるものではありません。乳児の便秘対策として使う場合は医師に相談しましょう。
1日何個まで食べてよい?
子どもが1日に食べてよいドライプルーンの個数について、公的な一律の上限は確認できません。
商品によって一粒の大きさや水分量が異なるため、個数だけで量を決めることも適切ではありません。
初めての場合は少量から確認し、ほかの食事や果物とのバランスを考えましょう。
砂糖不使用でも糖類を含む
砂糖不使用のドライプルーンでも、果物にもともと含まれる糖類があります。
英国NHSは、幼児に乾燥果実を与える場合、虫歯への影響を考えて、食間に繰り返し食べさせるよりも食事と一緒に取り入れることを勧めています。
だらだら食べることを避け、食事や歯みがきの習慣も意識しましょう。
原材料を確認しやすい有機ドライプルーンを紹介
家族の食事やお菓子作りにも使う場合は、原材料が分かりやすく、容量が家庭での用途に合う商品を選びましょう。ただし、一般向けのドライプルーンが乳幼児向けにそのまま食べられるとは限りません。
オーケーフルーツ 有機JAS ドライプルーン 1kg
家族の朝食や手作り料理にも使うなら、砂糖を加えていない有機プルーンを確認
オーケーフルーツの有機ドライプルーンは、アメリカ産の有機プルーンを使用した1kg入りの商品です。販売ページでは、有機JAS認証品で、原材料は有機プルーンのみ、砂糖不使用・無漂白・オイル不使用と案内されています。
種抜き加工されていますが、まれに種が残る場合があると注意書きがあります。小さな子どもに使用する場合は、一粒ずつ開いて種や硬い部分を確認し、十分に柔らかく調理してつぶす必要があります。
1kg入りなので、子どもの初回用に少量を試す用途よりも、大人のおやつや家族の料理・製菓にも使う場合の購入候補です。有機JAS認証や砂糖不使用という特徴は、子どもが丸ごと安全に食べられることを保証するものではありません。
プルーンは何歳から?よくある質問
Q. プルーンは生後7か月から食べられますか?
離乳食の専門記事には、生後7〜8か月頃から柔らかく調理したプルーンを少量使う例があります。ただし、国がプルーン固有の開始月齢を定めているわけではありません。初めて使う場合は、離乳食の進み具合や食べる力を確認してください。
Q. 1歳ならドライプルーンを丸ごと食べられますか?
1歳になったからといって、丸ごとのドライプルーンを安全に食べられるとは限りません。種が残っていないか確認し、十分に柔らかくして、硬い部分や塊をなくすなどの調理が必要です。
Q. 種抜きプルーンなら子どもにそのまま与えてよい?
種抜き商品でも、まれに種や破片が残る場合があります。また、種がなくても果肉の硬さや粘りによる窒息の危険はあります。子どもに使う前には必ず実物を確認し、食べる力に合う形に調理しましょう。
Q. プルーンを食べると子どもの便秘は治りますか?
プルーンには食物繊維やソルビトールが含まれますが、必ず便秘が改善するとは限りません。食べ過ぎるとお腹がゆるくなる場合もあります。便秘が続く場合や排便時に痛みがある場合は、小児科に相談してください。
Q. プルーンは2歳・3歳ならそのまま食べても大丈夫?
年齢だけで安全とは判断できません。種や硬い皮の有無、果肉の粘り、かむ力や飲み込む力を確認してください。必要に応じて柔らかく調理し、食事中は大人が見守りましょう。
プルーンは何歳から?食べ方と注意点のまとめ
プルーンには、公的に定められた一律の開始年齢はありません。離乳食の専門記事には7〜8か月頃から柔らかく調理して使う例がありますが、開始時期についての案内は一致していません。
特にドライプルーンは、種や硬い皮、果肉の粘りに注意が必要です。1歳・2歳でも丸ごと与えず、十分に柔らかく調理して食べる力に合う形に整えましょう。
プルーンには食物繊維やソルビトールが含まれますが、便秘を治す目的で大量に与える必要はありません。アレルギーやお腹の状態、食事全体のバランスも確認してください。
プルーンの栄養や一般的な食べ方については、プルーンの栄養と効果的な食べ方で詳しく紹介しています。
ほかの乾燥果実との違いが気になる場合は、ドライフルーツミックスは何歳から?も参考にしてください。